ボクもこういった環境に生まれたかった
The Hoonigansがシリーズとして公開している動画、「Build Biology」。
今回はチューニングショップ「UMS」を経営するトニー・スジルカ氏とその息子、ウルリック氏が登場しています。
そしてこの動画で紹介されるのは初代マツダ・ロードスターの改造車ですが、これはなんと17歳のウルリック氏が仕上げたクルマとのこと。
予算は「タコベル」なみ
このロードスターについては「お金をかけずにいかに速くするか」ということに主眼が置かれ、流用(しかも中古?)や自作パーツのオンパレード。※かかったお金については”タコベルで使うお金くらい”と表現している
この巨大なフロントスポイラーやエアインテークのガイドも「自作」。
パーツを取り付け、それでは「走行時にバンパーがたわむ」ために補強したり、というトライ&エラーを繰り返しているようですね。
フロントフェンダーは後ろ側を外に出してフェンダー内部の圧力を抜く構造ですが、これも自作ステーにてリアフェンダーの取り付け位置を変更するというシンプルなアイデアにて解決。
ブレーキはWilwood製を採用しています。
リアウイングはメチャクチャ巨大。
ウイング部分の角度がかなり寝ているため、相当に強いダウンフォースを発生するであろうことがわかります。
オーバーフェンダーに15インチホイール、スリックタイヤ。
フロントリップがかなり横にまで張り出していることも確認できますね。
インテリアは至ってシンプル。
エアコンも取り外され、メーターもレース用へと交換済み。
「見せる」ことを考えていないのでエンジンルームもひたすら簡素。
当然のようにターボ化がなされますが、タービン自体は三菱ランサー・エボリューションXのものを流用している、とのこと。
出力は380馬力以上だとされ、おそらく車体重量は極端に軽量化されている(もしかしたら700キロ台)と思われるため、相当に痛快な走りが楽しめそうですね。
フロントの裏面はこんな感じ。
DIY感満載なところが交換を持てます。
リアはこう。
サイレンサー部分がないので、相当な爆音仕様(動画ではエンジン始動と移動の際の音は確認可能)。
初代ロードスターは1989年登場なので「相当な年齢」を重ねていることになりますが、その軽量性(MTだと1000kg以下)、チューニングポテンシャル、そして何よりFRというところから未だに高い人気を誇ります。
台数が多いことから人気の割に車体価格も安く、そしてチューニングパーツも豊富で、かつ中古パーツも多数。
よって安価に入手できて改造も容易であり、サーキットを走って腕を磨くにはもってこいのクルマだとも言えるかもしれません。
それでは動画を見てみよう
こちらが”DIY”チューン満載のマツダ・ロードスターを紹介する動画、「Home-Built Track Monster Miata: FAST Frankenstein Build!」。
VIA:TheHoonigans