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日本には来年に上陸予定、新型三菱トライトン発表。何から何までもが新設計、プロモーション動画の「世紀末覇王」感がスゴすぎた【動画】

2023/07/27

日本には来年に上陸予定、新型三菱トライトン発表。何から何までもが新設計、プロモーション動画の「世紀末覇王」感がスゴすぎた【動画】

| 新型トライトンでは耐久性や走破性など全てが大幅にバージョンアップ、オフ車に強い三菱の面目躍如 |

さらには長年オフローダーを作り続けてきた三菱ならではの細かい配慮が光る

さて、三菱がピックアップトラック「トライトン」をフルモデルチェンジし、まずはタイから販売を開始する、と発表。

なお、新型トライトンにおける最大のトピックは「12年ぶりに日本にも導入される」ということで、現時点では価格未定ながらも来年初頭の日本国内投入を計画しているのだそう。

このトライトン(三菱によるスペシャルサイトはこちら)は1978年に登場し、その後5世代に渡って生産が継続され、累計では560万台を販売するという人気モデルであり、今回発表された新型トライトンは第6世代ということになりますが、その開発コンセプトは「パワー・フォー・アドベンチャー」。

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新型三菱トライトンはこんなクルマ

そこでこの新型三菱トライトンを見てみると、まずそのセールスポイントは以下の通り。

  • シャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを再設計し、ボディが一回り大きくなったうえ、耐久性と信頼性が大きく向上
  • 新開発のサスペンションにて乗り心地や操縦安定性が向上し、スーパーセレクト4WD-IIや新しいドライブモードによって走破性が向上
  • 存在感のあるエクステリア、機能的で上質なインテリア
  • ビジネスユースからパーソナルユースにまで幅広く対応するラインアップ(3タイプ)
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最新のトライトンに搭載されるのは新開発の2.4リッター・ターボディーゼル・エンジンで、高出力モデルだと201馬力、標準仕様では181馬力、エントリー(ビジネス)モデルだと150馬力という仕様。

用意されるトランスミッションは6速オートマチックもしくはマニュアル、そして駆動輪はリアまたは4輪に設定されています。

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新型トライトンは現行モデルよりも大きくパワフルではあるものの、三菱によれば軽量化も図られており、パフォーマンスはもちろん燃費も向上していると考えてよく(まだ燃費性能は発表されていない)、さらに新型ラダーフレームは先代モデルより断面積を65%拡大し、ねじり剛性が60%、剛性が40%向上することに。

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加えて高張力鋼板の使用範囲が増えたことで優れた乗り心地を実現し(旧モデルであっても、すでにしなやかな乗り心地に恵まれていた)、衝突時の安全性も向上するなど全方位に渡っての進化がもたらされているようですね。

新開発のサスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン式(アッパーマウントアームを従来よりも高い位置に配置することで路面追従性を向上させている)、リアは軽量なリーフスプリング・システムと大容量のショックアブソーバー。

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新型トライトンはなにもかもが「全面刷新」

エクステリアもまた旧型トライトンから大幅に変更され、やはりライバル同様に「ピックアップを現代風にアレンジ」。

フロントマスクには三菱特有のダイナミックシールドが採用され、アウトランダーなど他モデルとも共通性を感じさせます。

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彫りの深いフロントエンドとスクエアオフ形状を持つホイールアーチによって先代よりも大胆に見える一方、メインヘッドライトや横長のデイタイム・ランニング・ランプ(DRL)、そしてグリルなどは「フラッシュサーフェス」に近いデザインを持っており、このあたりはワイルドさを演出するために「デコボコ」なデザインを採用するフォード、そしてトヨタとは差別化を意識した部分だと言えそうですね。

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仕様によってはグロスブラックのパーツ(フロント、フェンダー、ホイール、ドアハンドルなど)が採用され、これによって洗練された印象を演出しているところもなかなかナイス。

ちなみにボディ形状は1列シートの「シングルキャブ」、2列シートの「ダブルキャブ」、1列シート+室内荷物スペースを持つ「クラブキャブ」の3種類ですが、日本に導入されるボディ形状については現在不透明。

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ボディカラーは、(オフィシャルフォトに採用される)ヤマブキオレンジメタリック、ブレイドシルバーメタリック、ホワイトダイアモンド、ホワイトソリッド、ジェットブラックマイカ、グラファイトグレーメタリックが用意されています。

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なお、特徴的なフロントマスクに比較するとリアはやや平凡にすぎ、しかしこの部分のデザインで「なんとかできる」ことは非常に少なく、フォードやラム、トヨタであってもなかなか特徴を出すことができずにおり、そのうちデザイン的なブレイクスルーの可能性を期待できないでもありませんが、それまでは「どれも似たような感じ」になってしまうのかもしれません。

そしてもちろん、どの自動車メーカーもそれがわかっているからこそ、フロントに強い個性を与えるのでしょうね。

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そのほか、新型トライトンでは荷台の高さを4.5センチ下げて荷物の積み下ろしをしやすくする一方、バンパーの角が大きくなり、ステップの役割を果たすように補強されるなど実用性も大幅アップ。

荷台のサイズについては今のところアナウンスはなく、後日発表されるものと思われます。

新型三菱トライトンのインテリアはこうなっている

新型三菱トライトンのインテリアも当然ながら「全面刷新」されており、ダッシュボードとセンターコンソールは人間工学を取り入れた水平基調のデザインへ(三菱によると、すべての操作系とインストルメント・パネルの視認性に配慮がなされている)。

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さらにはダイヤルからスイッチ、インフォテインメント・タッチスクリーンに至るまで”グローブを装着したまま操作できる”ようになっているのも、三菱らしい配慮のひとつであり、さらには大型カップホルダー、USBポート、ワイヤレス充電器など、現代のクルマに必要なアメニティもすべて揃うほか、アダプティブ・クルーズ・コントロール、ブラインド・スポット・アシスト、リア・クロス・トラフィック・アラート、前方衝突防止システムなど、さまざまな安全装備も充実しています。

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かつてこういったピックアップトラックは(以前のSUVがそうであったように)ニッチでしかなかったものの、今や(北米では)メインストリームにあるといってもよく、そのために多くのピックアップトラックが「乗用車としても使用できる快適性」「プレミアムカーにも通じる高いデザイン性」と持つに至っており、なかなか手を出しにくい車種ではあるものの、「一度乗ってしまうと後戻りできない」セグメントなのかもしれませんね。

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新型三菱トライトンのプロモーション動画はこちら

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参照:MITSUBISHI

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