【動画】伝説のカーデザイナー、チップ・フースが自分流新型フェアレディZをデザインする！「日産の考えた新型Zには240Zの要素が足りん。全然足りん」

｜　日本人よりもアメリカ人のほうがフェアレディZに対してアツい感情を持っていそうだ　｜

それでも日産は新型フェアレディZで「最大限の努力」をしたと思う

さて、アメリカのカスタムカーデザイナーとして名高いチップ・フース氏。

同氏がデザインしたクルマは数々の映画に登場したりイベントに展示されているほか、さらに同氏はセレブ向けカスタムカーのデザインも多数行っていると言われます。

そして今回の動画では、そんなチップ・フース氏が「自分だったら新型フェアレディZをこうデザインする」という内容が紹介されており、いったいどんな「新型フェアレディZ」ができあがったのかを見てみましょう。

やはりチップ・フース氏は「ヘリテージ重視」

チップ・フース氏が意識したのは、日産がそうしたように240Zや（北米仕様の）260Zといった初代フェアレディZ。

そういった初代フェアレディZと新型フェアレディZとを比較して構想を練り・・・

ささっとS30フェアレディZを意識したサイドビューをスケッチ。

その下には日産版新型フェアレディZを描き、その差を比較します。

そしてチップ・フース氏は自身の考える新型フェアレディZをデザイン開始。

日産版フェアレディZは370Zよりはずっと美しいと認めつつ、しかしもっと240Zらしさが必要だとも考えているようですね。

さらに細部を描いてゆき・・・。

そして完成。

こちらがチップ・フース版新型フェアレディZと日産版フェアレディZとを比較した図。

その差というと、フロントバンパー、ドアハンドル、ルーフライン、そしてテールエンドといったところですが、チップ・フース版は「かなり」240Zに近いデザインとなっています。

新型フェアレディZには大きな期待がかかる

新型フェアレディZはなんだかんだいいながら初代フェアレディZにかなり近いデザインを持っており、そして400馬力を発生するV6ツインターボを搭載しつつ、その価格は400ドルくらいから、と言われています。

その車体は「オールニュー」ではなくZ34のマイナーチェンジ版ともいうべきものですが、それによって価格の上昇を最小限に収めており、GRスープラの54,690ドルに比較して大幅に安いことが最大のセールスポイントかもしれません。

さらにGRスープラにはラインナップれない6速マニュアル・トランスミッションを用意してエンスージアストにアピールするほか、オートマティックでは9速を搭載するなどメカニズム的な優位性もあり（スープラのATは8速。なお新型フェアレディZの9速ATはメルセデス・ベンツのライセンスを受けて日本のジヤトコが生産する「JR913E」）、一気にGRスープラを「過去のクルマ」へと追いやってしまう可能性もありそうですね。※ガソリン車がなくなろうという現代において、マニュアル・トランスミッションを”最後に”選んでおこうと考える人も多く、今ここでMTを揃える意味は大きい

チップ・フース氏が新型フェアレディZをデザインする動画はこちら

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参照：Hagerty