| 日産の栃木工場は自動車づくりの一から十まで行っていた |
ボクは自動車の生産現場で一度働いてみたいという夢を持っている
さて、日産は新型フェアレディZにつき全グレードの価格を公開したところですが、今回はその製造風景が動画にて公開。
この動画は栃木工場での生産風景を収めたもので、人とロボットとで作業を分担して車両を製造してゆく様子がわかります。
なお、この栃木工場は日産初の「ニッサンインテリジェントファクトリー」としての革新的な技術を2021年に取り入れており、現在ではアリア、そしてGT-R、シーマ ハイブリッド、スカイライン、フーガ、フーガ ハイブリッド、もちろんフェアレディZを生産している、とのこと。
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新型フェアレディZはこうやって作られる
まずこちらはシートメタル。
これをプレスして車体のパネルを作ることになりますが、欧州の自動車メーカーだと「プレス成形品はプレス工場にて」製造され、その後に組立工場に運ばれるケースが多く、しかしこの栃木工場では「自動車製造の最初の段階」から完成までをここで行うということになりますね(栃木工場は日産の国内工場では最大レベル)。
そしてまずはメタルをカットして・・・。
こちらがプレスしたパーツ。
これをロボットが溶接してゆき・・・。
こんな感じで車体を成形します。
チェックを受けた後に車体は塗装ブースへ。
ここではロボットによる塗装が行われます。
こちらは塗装後のボディをチェックする品質管理工程ですが、腕にSFチックなデバイスを装着しているのが印象的。
タッチパネルにてなにやら操作を行い、品質をチェックしています。
そしてこちらはV6エンジン組立工程。
このほかにもトランスミッション、アクスル、サスペンション等を組み上げて車体とのマリアージュを行うことに。
全行程はこんな感じでモニターによって管理がなされているようですね。
内装を組み込んだ後には最終的な塗装チェックを行います。
この黒いシャツに赤いキャップの人がQC担当みたいですね。
そして最後は出荷となりますが、同じ工場で生産されるGT-Rの姿も見られます。
栃木工場の待遇は悪くなかった
ちなみにふと栃木工場の待遇はどんなもんだろうと思って検索してみると、「祝い金70万円」「月収例34.4万円」「皆勤手当8万円」「赴任手当2万円」「満了慰労金19万円」「寮費&光熱費無料」「食事代補助3万円」という内容となっており、けっこういい条件なんじゃないかと思ったり。
ちなみに期間満了は6ヶ月ですが、6ヶ月毎に期間工を渡り歩けばけっこう良い収入になるのかもしれませんね。
なお、ぼくはクルマの製造現場というものに強い興味を持っており、「期間工に応募してみるか・・・」と考えることがあります(製造担当を転々とできるといいが、さすがに同じ製造現場で6ヶ月はちょっとキツい)。
新型日産フェアレディZが製造される風景はこちら
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