北京~パリ間を走るラリーイベントが開催されるということですが、このラリーは一風変わっており、車両の参加資格が「1973年までに製造された車のみ」。
ラリー走行に適したように改造することも可能だそうですが、改造に用いるパーツも1973年までに存在したものでなくてはならない(それ以降に発表されたものは使用不可)、とのこと。
そんなわけで参加車両はおのずと旧車になりますが、今回は日産フェアレディ240Zが公開されています。
車高を上げたうえでロールケージを装備し、大型のガソリンタンクを積んでラリーに備えていますね(やはりフェアレディZはラリー仕様が良く似合う)。
エンジンは2.7リットルに拡大され、途中で調達するであろう質の良くないガソリンに対応するためローコンプレッション化。
出力は195馬力、トランスミッションは4速マニュアル、とのこと。
今後も継続して開催されると思いますが、その場合どんどん参加できる車両が減ることも考えられ、参加条件(車両の生産年)の緩和もそのうち必要になるかもしれません。
いずれにせよ旧車をラリーに耐えうる仕様に改装したり、そもそも価値の高い旧車をラリーに使用する、というのは相当に資金的な余裕を要求されそうですね。
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240Zは1971年から1973年の間になんと135,000台も販売されたベストセラーモデル。
今回販売されているのはアボカド・グリーンの外装とバタースコッチの内装を持つ非常に珍しい個体。
価格は13,500ドルと比較的お買い得な設定です。
製造は1973年で走行距離は68,500マイル、エンジンやトランスミッションは良好ながらもクラッチが磨耗しエアコンからは冷風が出なといった問題もあるようですが、これらは簡単に修理できそうでもあり(エアコンはガスの関係もあり費用はかかりそうですが)、車自体はしっかりしているようですね。
なおペイントは部分的に補修しているそうですがオリジナルのまま、内装はカーペットとシートを10年ほど前に張り替えているそうです。