| なかなかにいい出来だが、その価格は安くない |
スズキの正規インポーター、スズキ・ニュージーランドが「公式に」ジムニーをトラック仕様に改造し、なんとコンプリートカーもしくは純正オプションとして販売を開始。
車体後半をカットして新たにトラック風の荷台を架装していますが、金属の地金むき出しとなるハードなルックスがなかなかいい味を出しています。
なお、ベースとなったのは日本で言うところのジムニーシエラで、現地で販売されるもっともベーシックなグレードを使用し、そのため「5速マニュアル」「スチールホイール」「ハロゲンヘッドライト」というこれまた渋い仕様です。
オプション価格は約80万円
なお、このジムニー「トラック仕様」はスズキの承認を得ているといい、つまりは「純正」。
よって保証も受けられるものと考えられます。
荷台部分はラダーフレームに「乗っかった」構造を持っていますが、こういった改造ができるのもやはりジムニーならでは(モノコックボディ採用のSUVだとこうはゆかない)。
リアにはヒッチメンバーも取り付けられていますね。
タイヤハウス前もしっかり作り込まれていることがわかります。
荷台はこんな感じで「完全フラット」になるなど高いユーティリティを発揮。
左側端の部分には「SUZUKI」の文字が見え、不思議な感じですが、やはり紛れもない公式だということですね。
室内側から見るとこう。
ファイヤーウォールにはちゃんとカーペットが貼られており、「さすが公式」といったところです。
なお、スズキは実際に二台目ジムニーにトラックボディを設定していたことがあり(SJ40T)、多くのショップが新旧ジムニーをベースにピックアップトラックへのコンバートを行っていますね。
ほかにはこんな「公式」トラック化も
そして今回のジムニー以外にも、いくつか「公式」ピックアップトラックカスタムが存在。
有名なのはBMWがM3をトラック化したもので、これは自社の敷地内にて、M部門がパーツを輸送するのに使用するためにワンオフで製作した車両です。
そして英国ホンダはシビック・タイプRをトラックへとコンバート。
ホンダ・シビック・タイプRを生産する、英国スウィンドン工場のエンジニアによる直々のカスタムです。
一体なぜ?ホンダがシビック・タイプRをトラックに改造。「プロジェクトP」としてニュルに挑戦か
BMWは自社のバイク部門「BMWモトラッド」のプロモーション用として、ワンオフでX7のトラックを製作したことも(こちらはちょっとラグジュアリー仕様)。
VIA:Jalopnik, Driven.co.nz