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英国で販売が停止されていたスズキ・ジムニーが「2シーターの商用車」として復活!なお価格は乗用車バージョンよりも20%以上高いようだ

英国で販売が停止されていたスズキ・ジムニーが「2シーターの商用車」として復活

| 仕様としては2シーター化、カーゴスペース拡大、スチールホイールなど装備の簡素化 |

おそらく生産は「インド」だと思われるが、その詳細は公開されていない

さて、英国にて販売が停止されていたスズキ・ジムニー。

今回そのジムニーが正式に英国市場に復帰することになり、その仕様はなんと「2シーター」。

ただしけして走りを志向したわけではなく、後部座席を取り除きカーゴスペースとして利用する「商用」となっています。

なぜ商用ジムニーが英国に?

なお、この経緯としては、もともと「乗用車」としてのジムニーが英国での排ガス排出規制を満たせなくなって販売終了を余儀なくされたことにはじまっており、しかし「商用車」という区分での登録であれば(乗用車よりも)規制がゆるいため販売が可能になるといった事情が存在。

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そこでスズキはこの事情を鑑みて「乗用車」バージョンのジムニーから後部座席を取り去り、装備を簡素化するなどの対応を行なうことで「商用」ジムニーを作り上げたというわけですね。

2022-Suzuki-Jimny-LCV-UK-Return-2

ただ、商用ジムニーをリリースするのはさほど簡単ではなかったようで、昨年9月に発売を予告した後、現在までかかったのは9ヶ月。

そこにどういった事情があったのかはわかりませんが、仕様変更にかかる手間のほか、もしかすると「生産地移管」という事情があったのかも。

今回の英国向け「商用」ジムニーの生産地は明かされていないものの、インドでの生産分がこれに当てられている可能性が高いと見ていて、というものスズキはジムニーの世界的な需要拡大に対応すべく生産キャパシティを拡大しているため。

そのためスズキは日本の生産設備をインドへと輸出し、現地でCKD(コンプリートノックダウン)形式で生産を開始しており、これを英国に回しているんじゃないかと考えているわけですね。

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実際のところ、昨年6月に英国でのジムニー販売が終了すると同時に、日本でのジムニー登録台数は一気に2〜3倍に膨れ上がっており、これは「英国にて販売するはずだった車輌が日本向けに回された」ことに起因するものと思われます。

こういった事情を鑑みるに、再び英国向けのジムニーを日本で生産するとは思えず(そうなると日本への割当が少なくなる)、全世界での需要と供給を適正化するという考え方において「英国分はインド生産だろう」と見るのが妥当かもしれません。

オーストラリアでは「ジムニーライト」として発売

なお、今回発表された英国向け「商用ジムニー」は、先般オーストラリア向けに発表された「ジムニーライト」と同じ仕様を持っており、これらは(発売時期が同じなので)同じ工場で作られていると考えて良さそうですね。

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仕様としては、ブラックの15インチスチールホイールに2人乗りのキャビン、後部荷室(863リットル)にパーテーション、標準装備としてはエアコン、Bluetooth接続、DABラジオ(インフォテイメントタッチスクリーンなし)、MP3プレーヤー、2スピーカー、クルーズコントロール、スピードリミッター、eCall、ABS、ヒル・ディセント・コントロール、デュアルセンサー・ブレーキ・サポートなど。

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搭載されるエンジンは1.5リッター自然吸気(102PS)、トランスミッションは5速マニュアル、駆動方式はもちろん4WD。

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なお、英国スズキによると「ごく限られた台数しか販売されない」とのことで、車両本体価格は付加価値税込みで19,999ポンドに設定されています(15,370ポンドにて販売されていた乗用車バージョンよりも高価)。

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