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新型スズキ・ジムニー5ドアついに発表!メッキグリルに+43センチのロングボディ、ボディカラーには「レッド」もあるぞ

新型スズキ・ジムニー5ドアついに発表!メッキグリルに+43センチのロングボディ、ボディカラーには「レッド」もあるぞ

| 新型スズキ・ジムニー5ドアは現時点だとインドや中南米・アフリカで販売予定、日本への輸出は発表されていない |

ジムニー5ドアに搭載されるパワートレーンはジムニーシエラと同一

さて、インドにて開催中の「オートエキスポ」にてスズキの現地子会社、マルチ・スズキ(Maruti Suzuki)がついに待望のジムニー5ドアを公開。

現行スズキ・ジムニーは発売以来、全世界で非常に高い評価を得ることになり、世界中で需給が逼迫しているという状態です。

スズキはこれを解決すべく、インドへとジムニーを製造するための工作機械を輸出し、現地にてCKD(コンプリート・ノックダウン)生産を開始していますが、インドのみならず世界中で大きな要望として上がっていたのが「ジムニーの積載量を増加させたモデル」。

インドではかつてジムニーのロングバージョンを生産していたことも

ただ、ジムニーそのものが軽規格に合わせて設計されているために全長が3.4メートル以内に収まっていて、構造上これを容易に延長することは難しく、今まで日本のスズキ本社ではこれに対応できなかったわけですね(3ドアジムニーの生産で手一杯であり、さらにバリエーションを増やして生産する余力がなかったのだと思われる)。

しかしインドではまた事情が異なっていたようで、インドで設計・生産し、輸出することを前提に「5ドアジムニー」計画が(2019年頃に)スタートしており、3ドアジムニーを生産する傍らでこの5ドアジムニーの開発を行い、今回ようやくお披露目できる状態へとこぎつけています。

ちなみにですが、インドではまだまだクルマを所有できる家庭が少なかったり、所有できたとしても安価なクルマであったり、家族全員が乗ることが要求されたり、しかも道路が荒れていたりといった事情があり、「安価で積載容量の高いオフローダー」の人気が高く、かつてインドでは現地専用の「ジプシー」なる車体後部を拡大したクルマが販売されていたことも(もちろんスズキ公式)。

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よって今回のジムニー5ドアについてもその伝統を受け継いで「ジプシー」を名乗るのではという噂があったものの、最終的には(おそらく輸出を考慮し、世界中で名称を統一するため)「ジムニー5ドア」という名称に落ち着いています。

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ジムニー5ドアは「全長4メートル以下」

ジムニー5ドアのボディサイズは全長3,985ミリ、全幅1,645ミリ、全高1,720ミリなので、ジムニーシエラの「全長3,555ミリ、全幅1,645ミリ、全高1,730ミリ」よりも43センチ長い、ということに。

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つまりドアが1枚増えても43センチしか長くなっておらず、どうせロングにするならもっと長くしてよと思ったりするのですが、これはインドならではの事情があり、インドでは「全長4メートルを超えると税金が一気に高くなってしまう」という特殊な要因によって「4メートル以下」となっているのだと思われます。

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なお、搭載されるエンジンは1.5リッター(ガソリン)エンジン、トランスミッションは4速オートマチックもしくは5速マニュアルだとされるので、基本的には「3ドアのジムニーが長くなっただけ」と考えて良さそうですが、フロントグリル内のスロット内側がメッキっぽい処理となっていることが3ドアジムニーとの相違であるように見受けられます。

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ちなみにこちらはボディカラー(レッドが新鮮)。

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ジムニー5ドアを日本で購入できる可能性は?

参考までに、現地スズキは、このジムニー5ドアをアフリカや中南米などに輸出するとしているものの、現時点では日本での販売は未定です。

おそらく日本でこのジムニー5ドアの生産を行うことはなさそうであり、したがってジムニー5ドアを購入できるチャンスがあるとすれば並行輸入もしくはスズキが正規にて(インドから)輸入してくれるという僅かな可能性なのかもしれません。

なお、インドからの輸入については実際に「バレーノ」という実績もあって「ゼロではなく」、スズキの今後の対応に期待したいところです。

参照:Maruti Suzuki

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