| レクサスが匠(TAKUMI)の技を紹介するシリーズ動画を公開 |
レクサスが新型LSに採用されるデザインそして技術に関する動画を公開。
今回、その「スピンドルグリル」について解説していますが、機械による加工よりも職人による作業のほうが優れるとしており、その「匠」っぷりを遺憾なくアピールしています。
なお、このスピンドルグリルの設計については6ヶ月を要したことも報じられ、その穴の数は5,302個にも及ぶ、とのこと。
スピンドルグリルとは?
スピンドルとは「回転軸」を指し、トヨタのルーツである「紡績」に使用する糸巻き軸=紡錘をイメージしたものであると言われてきましたが、レクサスのデザイナーによって「下方から空気を多く取り入れることを考えたらこの形状になった」と「スピンドルグリル=紡錘説」が否定されることに。
ただ、あの形状を表現するのにわざわざ「スピンドル」という必要はなく(グリルやそのパーツが回転するわけではない)、しかしわざわざ「スピンドル=紡錘」という名称を与えていることからも、紡錘とは無関係ではないだろう、と考えています。
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それでは動画を見てみよう
こちらがスピンドルグリルのデザインや製造、仕上げを見せてくれる動画、「2018 Lexus LS | Stories of Brave Design – Chapter 4: Spindle Grille」。
こちらはドアトリムオーナメントに使用される切子調カットガラスと匠の技、「2018 Lexus LS | Stories of Brave Design – Chapter 1: Kiriko glasswork」。
折り紙を折るように手作業で行われるドア内張りのハンドプリーツの工程を示した「2018 Lexus LS | Stories of Brave Design – Chapter 2: origami fabric pleating」。
「行燈」をイメージしたアンビエントイルミネーション、「2018 Lexus LS | Stories of Brave Design – Chapter 5: Illumination」。
レクサスいわく「デザイナーと生産現場のTAKUMIが試行錯誤の末に作り出した」アートウッドの作業工程を示す動画、「2018 Lexus LS | Stories of Brave Design – Chapter 3: Art Wood」。
これはミリ単位でスライスし染色した木を400枚ほど積層し、角度をつけて「スライス」することで自然にはない絶妙な柄が誕生する、とされています。
いずれの技術、考え方も「和」に基づいたものですね。