|忘れちゃいけないトヨタMR2 |
トヨタMR2(2代目)をアメリカのATSレーシングがチューン。
なんと850馬力を発生する超パワフルなモデルに変身していますが、エンジンそのものはカムリに搭載される5SGTEにスワップされている、とのこと(オリジナルのエンジンは3S-GTE)。
外観はそこまでのパワーを連想させるものではなく、フロントバンパーの改造やシュノーケル、太めのタイヤ(多分直径も大きい)くらいが判別できる程度ですね。
大丈夫か850馬力?
MR2は言わずと知れたトヨタのミドシップ2シーター。
2代目となるW20はセリカベースとなっており、エンジン、トランスミッション、足回りについてもセリカのものを流用するなど(カローラベースの初代同様)コストダウンが図られていますが、「この価格」で発売できたことは大きな意義があったと考えています(前後で幅の異なるタイヤを装着したのはMR2が最初だったと記憶。それまでは規制のため不可)。
ただし「流用」がたたってかMR2はサスペンションやブレーキの容量が足りずに様々な問題があったと聞くものの、改良を続けながら1989〜1999年まで生産が継続されています。
当時最も出力が高かったのは「GT」グレードの245馬力(最終モデル)ですが、この出力でも扱いにくかったとされるMR2を850馬力にまでチューンするとは相当なツワモノだと言えそう。
ちなみに1989年というとマツダ・ロードスター、トヨタ・セルシオ、日産GT-R(R32)、フェアレディZ32が登場した年ですが、このMR2登場も忘れてはならない歴史的な出来事ですね。
なお、このユーチューバーはこれまでもターボやスーパーチャージャーで加給されたマツダ・ロードスター、魔改造が施されたロールスロイスの動画も公開していますね。
どちらが好み?それぞれターボ/スーパーチャージャーにてチューンされたマツダNDロードスターが登場
1978年製ロールスロイスを魔改造。内外装ともマッドマックスっぽくなった「トロール・ロイス」登場
それでは動画を見てみよう
こちらがそのチューンドMR2が唸りをあげる「850 WHP 1991 Toyota MR2 by ATS Racing - One Take」。
そして別のチューナーですが、MR2では最も高い出力を誇るという1126馬力のMR2、「Toyota MR2 World Record 1126HP - "White Lightning"」。