| レクサスUXはライバルに対して優位性を備えている |
米自動車価格情報サイト、ケリー・ブルーブックによる、レクサスUXの動画試乗レポートが到着。
同メディアでは、レクサスUXはのライバルをBMW X1、メルセデス・ベンツGLA、ボルボXC40、キャデラックXT4だと設定しており、それらとの比較も交えたレビューとなっています。
なお、意外なのはレクサスUXとトヨタC-HRとを比較していることで、C-HRがベースである、ということを強く意識しているようですね。
レクサスUXとトヨタC-HRは同じプラットフォームを使用しますが、ホイールベースは全く同一の「2640ミリ」。
ボディサイズはレクサスUXだと全長4495ミリ、全幅1840ミリ、全高1540ミリ、一方のトヨタC-HRでは全長4360ミリ、全幅1795ミリ、全高1565ミリとなっており、レクサスUXだとのほうが「長く、広く、低い」ことがわかります。
レクサスUXの室内は質感が高い
テスターはレクサスUXとトヨタC-HRとの「ドア開閉音」にも着目(アメリカ人がこれを気にするとは意外)。
動画では「ぜんぜん違う」と語っており、動画を見た感じでは「全然」と行かないまでもその相違が分かり、実際に体験するとかなりな違いがあるのかもしれません。
なおC-HRでは何かが振動しているような音が聞こえ、制振や防音に差があることがわかりますね。
レッグスペースは(前後とも)C-HRと一緒で、ただし車高がひくいぶん、レクサスUXとのほうがちょっとだけ室内空間も「低い」模様。
レポートを見る限りでは、プラットフォームはもちろん、レイアウトもC-HRと高い共通性を持っており、ただし「目に見える部分」や「手に触れる部分」がレクサス品質、という印象です。
たとえばアームレストやセンターコンソールの素材についても触れ、「手触りがよく、パッドの厚さも十分」と述べていて、このあたりはレクサスとしての品質、価格納得性を高めている部分だと指摘。
一方でダイヤルなど「物理スイッチ」、「CDプレーヤー」といった旧世代の装備が多いことにも言及していて、「ミレニアル世代向きではない」との評価も。
レクサスがUXをどの世代に向けて発売するのかは謎ですが、若者向けとしてはやや地味で、かつ先進性に欠け、高い年齢層対象にしては高級さが足りないのかもしれません。
そのほか、荷室は広く低く、かなり使い勝手がいいようですね。
シートの分割可倒方式はカローラ・スポーツと同じだそう。
レクサスUXの走りは安定志向
そして実際にレクサスUXで走ってみた印象だと、「快適で安定性が高い」。
視界もよく、かつ快適装備や安全装備のレベルも高いために優れた評価が与えられていますが、唯一「ブレーキペダルのタッチがややナーバス」という指摘も。
ただし総合的に考えると、LEDヘッドライト装備や細かい部分の作りなど「ライバルに勝る」部分が多く、メルセデス・ベンツGLA、BMW X1、ボルボXC40と比較すると(北米では)高い価格をつけるものの、「コストパフォーマンスが高く」「リセールもいい」ためにオススメだ、としています。
それでは動画を見てみよう
こちらがケリー・ブルーブックによる、レクサスUXを細部に至るまでチェックする動画、「2019 Lexus UX - Review & Road Test」。