新型スープラはもともとカスタムしやすい構造を
北米、欧州ではすでに発売済となり、高い人気を誇る新型トヨタGRスープラ。
欧州では初年度分の割当がすべて完売した、とも報じられていますね。
そしてまだ価格が「求めやすい」部類にあるため世界的にも(スポーツカーにしては)相当な販売台数が期待でき、となると各チューナーがビジネス対象として虎視眈々と狙っているというのが現状なのだと思います。
新型トヨタ・スープラのチューンは発売後一気に加速しそう
すでに新型スープラについてはアメリカのチューナーが、80スープラに搭載されていた直列6気筒ツインターボエンジン「2JZ」に換装するという計画を打ち出しており、もしかするとマニュアル・トランスミッション搭載の可能性も。
そしてトヨタの関連会社、TRDもすでにカスタムを発表済み。
こちらは純正の外観をさらに(同じ方向性で)強調する、という方向性です。
そして今回TRA京都とロケットバニーがGRスープラのカスタムカーをCG動画にて公開していますが、その名は「Pandem Supura(パンデム・スープラ)」。
パンデムブランドからは、これまでにもフェアレディZ、日産R35 GT-R、トヨタ86/BRZ、マツダ・ロードスター、ホンダ・シビック等多くのボディパーツが発売されており、先日SEMAでも86にワイドボディキットはじめエアロパーツが装着され公開されたばかり。
そのパンデム/ロケットバニーが今回新型GRスープラのカスタムに意欲を見せているのは嬉しいところで、動画を見てみるとフロントスポイラー、サイドステップ、リアディフューザーが入れ替えられ、巨大なリアウイングも装着。
もちろんトレードマークと言える「ワイドフェンダー」も。
ただし雰囲気的には、これまでパンデムが得意としてきた「ネオクラシック」というよりはレーシングカーに近い雰囲気を持ち、実際に内装はストリップされ、ロールケージも組まれているようです。
おそらく新型スープラについては、日本国内のチューナーやカスタムパーツメーカーからはもちろん、海外からも多くのチューナーがそのカスタムに名乗りをあげることになりそうで、となると各社各様のカスタムが見られることになると思われ、新型スープラのオーナーは「パーツを選ぶのに迷う」ことになりそう。
スズキ・ジムニーのように、これまではプレミアムカーやスーパースポーツのみを手がけていたチューナーもカスタムプログラムを公開するはずですが、パーツの品質や価格も「ピンキリ」となるのかもしれません。
新型GRスープラはレースに出場することを前提に設計されており、そのため外装パーツの多くが交換可能な構造となっていることも一つの特徴(そのほうがレギュレーション上、有利なので)。
そこもまたチューニングポテンシャルが高いところでもあり、サードパーティーが参入しやすいところでもありますね。
そしてサードパーティーが参入すればそのクルマをとりまく環境自体が盛り上がり、クルマ自体も人気化することになりますが、それこそがトヨタの狙うところなのかもしれません。
ちなみに車高はベッタリ落ちており、エキゾーストシステムも交換されているようですね。
Source: Rocket Bunny