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アメリカでデザインされた新型トヨタ・カムリが発表。スポーツグレードではなんとカナードつきフロントバンパー採用、アグレッシブなハニカムグリルにディフューザーも

アメリカでデザインされた新型トヨタ・カムリが発表。スポーツグレードではなんとカナードつきフロントバンパー採用、アグレッシブなハニカムグリルにディフューザーも

| カムリはアメリカで5番目に売れている乗用車だけに、トヨタとしては「全方位でのアップグレード」を行ってきたようだ |

とくに人気の「AWD」を全グレードで採用したことは非常に大きい

さて、トヨタが米国にて新型カムリを発表。

最大のトピックは「トヨタのセダンでは初となる」2.5リッター4気筒エンジンと第5世代トヨタ ハイブリッド システム (THS 5) の組み合わせが用いられていることで、ガソリンエンジンと2つのエレクトリックモーターを組み合わせており、前輪駆動 (FWD) モデルで225馬力、オンデマンド全輪駆動 (AWD)モデルでは232馬力を発揮します。

これに加え、低速ではエンジン回転数を下げてエレクトリックモーターの出力を増加させ、力強い加速とトルク感を演出するほか、”炭素排出量削減に対するトヨタの強い取り組みとカーボンニュートラルな未来へのビジョンを示す”「Beyond Zero」バッジが装着されるなど、環境に対する強い意識を示したモデルとなっています。

なお、カムリのハイブリッドモデルでは初めてエレクトロニック オンデマンド全輪駆動 (AWD) システムがすべてのグレードで選択できるようになったこと、このAWDシステムは、必要に応じて後輪に自動的に電力を供給する専用の後輪電気駆動モーター ジェネレーターによって実現されることもあわせてアナウンスされています。※おそらくはレクサスLBXのAWDモデルに採用されるものと同じロジックとユニットを採用しているのだと思われる

Toyota-Camry (7)

新型トヨタ・カムリはこんなクルマ

新型カムリのデザインはトヨタの北米デザイン拠点「CALTY 」によってデザインされ、外観上の特徴は新世代トヨタにて顕著な”ハンマーヘッド”。

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全グレードにスリムなLEDヘッドライト、デイタイムランニングライト、テールライトが装備されています。

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「LE」および「XLE」グレードのフロントには高級感あふれる横方向のルーバーを持つグリル、「SE」「XSE」グレードではレースにインスパイアされたという空力エアダクトを持つフロントバンパー(グリルはハニカム状)、さらにはフロントサイドカナード、リアにはディフューザーとデュアルエキゾーストパイプにリップスポイラーが装着されることになり、カムリらしからぬスポーティーな雰囲気を見せることに。※SE、XSEのフロントはTRDバージョンのアヴァロンっぽい雰囲気

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用意されるボディカラーはアイスキャップ、ウィンドチルパール、セレスティアルシルバーメタリック、アンダーグラウンド、ミッドナイトブラックメタリック、スーパーソニックレッド、リザーバーブルーといった従来の人気色に加え、新色としてオーシャンジェムとヘビーメタル(おそらくは公式フォトに用いられている2色)が追加されています。※XSE グレードのみ、オーシャン ジェム、ウィンド チル パール、ヘビー メタル、スーパーソニック レッドのボディカラーに対してミッドナイト ブラック メタリック ルーフを選択できる

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新型カムリのインテリアはこうなっている

インテリアだと「SE」「XSE」ではスポーティ路線、「LE」「XLE」ではラグジュアリー路線を採用しているといい、それぞれに応じた形状のシートやインテリア素材/カラーを選べるとアナウンスされており、内外装についてはグレード間によって大きく差別化が図られているということになりそうですね。

たとえばスポーティ路線だとボルドーもしくはブラック、かつホワイトのアクセントを備えたSofTex張りトリムシートが採用され、XSEだとさらに両方のサイドドアトリムに「シューティングブレード」パターンが施されるレザートリムが追加。

SE、XSE両グレードにはアルミスポーツペダルやパドルシフト付き本革巻きステアリングホイールが標準装備として付与されます。

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一方のラグジュアリー路線(LE、XLE)だとインテリアトリムとシート表面にファブリック調の(海の波にインスピレーションを得た)エンボスパターンを備えた表皮が用いられ、XLEグレードでは、ライトグレーもしくはブラックのレザーとDinamicaマイクロファイバーが採用されるそうですが、これはカムリとして「マイクロファイバー素材を初めて採用した仕様」なのだそう。

加えてカムリ全グレードではシートクッションの形状と密度が変更され、 ヘッドレストも柔らかくなり後方に移動するなどフィッティングと乗り心地が向上したといい、アメリカで5番目に売れているクルマだけあって細部に至るまで手を入れてきたようですね。

なお、日本においては2023年末を持ってカムリの販売が終了することになり、残念ながら新型カムリの導入についてはアナウンスがなされないまま。

しかしながら、クラウンセダンが非常に高い価格帯へと移行したため、もしかすると「欠けているパズルのピースを埋める」セダンとしてカムリの再導入もあるんじゃないかと考えたりします。

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参照:TOYOTA

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