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トヨタが北米にてクラウン・シグニア(日本だとクラウン・エステート)を発表。仕様・装備はクラウンスポーツとほぼ同一、日本ではどういった棲み分けがなされる?

トヨタが北米にてクラウン・シグニア(日本だとクラウン・エステート)を発表。仕様・装備はクラウンスポーツとほぼ同一、日本ではどういった棲み分けがなされる?

| 日本ではクラウンスポーツとクラウン エステートが同じ価格帯で販売されるのか、それともどちらかの装備を調整して価格的に競合しないように設定を行うのか |

外装色は日本仕様とほぼ同じ、ただし内装色は日本のほうが選択肢が多いようだ

さて、トヨタが北米にて「クラウン・シグニア(Crown Signia)SUV」を発表。

これは日本だと「クラウン・エステート」として発売される予定のクルマですが、北米だとクラウン・クロスオーバー(北米ではクラウンセダン、もしくは単に”クラウン”)に次ぐ「第二のクラウン」です。

北米ではその名称が示す通り「SUV」へと分類され、「過去に敬意を表し、未来に目を向けた」クラウンの伝説にあらたな1ページを記すクルマであると紹介されています。

トヨタ クラウン シグニアは、トヨタ クラウンが培ってきた卓越した特性をすべて取り入れ、顧客が憧れる、機能的で洗練されたパッケージを形作っています。これは、(アメリカ市場で)トヨタの最も長く続いているネームプレートがクロスオーバーSUVカテゴリーへ参入する初の例であり、私たちがデザインをどのように向上させ、プレミアム品質を提供し、ハイブリッドによる効率性をいかに新しい方向へと導くことができるかを示しています。

※クラウンは1958年にアメリカへと輸出されており、最初に販売された日本車である

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新型トヨタ・クラウン・シグニア(エステート)はこんなクルマ

北米にて展開されるクラウン・シグニアは「XLE」「リミテッド」の2グレードとなり、いずれも「高い質感を持つレザーを使用したシート、ブロンズ仕上げのトリムなどのエレガントな仕上げ、ドアとダッシュボードのソフトタッチパネル、垂直型ワイヤレス充電器とストレージを備えたセンターコンソール」といったインテリアによって快適性を提供するとともに、「大型のフルカラードライバーズディスプレイとフローティングマウントがなされた12.3インチサイズのトヨタ オーディオ マルチメディア タッチスクリーンによる使い勝手の良さ」をアピールしています。※先行公開された情報を見る限り、日本仕様もこれに準ずるものと思わえる

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ちなみにインテリアカラーはブラックとサドルタンの2色が用意される、とのこと(日本だと、これにネイビーが加わる)。

パノラミックルーフは「リミテッド」に標準装備となるそうですが、日本だとクラウンスポーツ同様に「Z」のモノグレード展開からはじまり、パノラミックルーフはオプション扱いとなるかもしれませんね。

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5人乗りというところは日本仕様と同じです。

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実質的には「クラウンスポーツのボディ形状違い」

パワートレーンに関しては全車「トヨタHEVシステム」が標準装備され、これは2つのエレクトリックモーター ジェネレーターを備えた2.5リッターDOHC4気筒エンジン、そしてリアにもエレクトリックモーターを備えるというオンデマンド全輪駆動(リアのモーターは必要な際にのみ駆動力を提供。システム合計では234馬力を発生)。

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エクステリアではハンマーヘッドスタイルのノーズ(ヘッドライトはスプリット方式となるようだ)、レクサスRZのような「粗密な」開口部を持つグリルを備えるフロントに始まり、ブラックのフェンダーモールにスタイリッシュな21インチホイール、リアには横長のLEDバーという構成。

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ボディカラーは「ストーム クラウド、フィニッシュ ライン レッド、オキシジェン ホワイト、ブラック、ブロンズ エイジ」だとアナウンスされていますが、おそらくは日本仕様のクラウン・クロスオーバーやクラウンスポーツに採用されるボディカラーと同様で、しかし「名称が違うのみ」なのだと思われます(トヨタとレクサスにはこういった例が多い。ちなみに日本のクラウン・エステートだと、モノトーンもしくはバイトーンを選択できる)。

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生産されるのはクラウンスポーツと同じ日本の堤工場であり、プラットフォームはトヨタ ニュー グローバル アーキテクチャ K (TNGA-K) だとアナウンスされているので、事実上として「(FRベースのクラウンセダン系ではなく)クラウンスポーツとのボディ形状違い」だと捉えることができそうですが、今回発表された装備や仕様を見るに、「クラウンスポーツとの差がほとんどなく」、クラウンスポーツが導入されない北米であればまだしも、日本市場だと(クラウンスポーツとクラウンエステートという)よく似たクルマが販売されることになり、トヨタがどういった棲み分けを日本で行うのかはちょっと興味のあるところですね。

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