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「そのクルマの寿命通じ、もっとも壊れにくく信頼性の高いリスト」が公開。トップは初代トヨタ・セルシオ、シビックやカムリ、ロードスターもランクイン

2023/09/22

マツダ

| やはり日本車の耐久性は非常に高い |

そして「新しいクルマが必ずしも信頼性が高い」とは限らない

さて、消費者から絶大な信頼を得ているとされる米コンシューマーレポートが「予測信頼性に基づく、もっとも壊れにくい(信頼性の高い)クルマTOP10」なるリストを公開。

これまでにもコンシューマーレポートは「新車発売されてから3年間」に発生したトラブルを集計した信頼性ランキングを毎年公開しているものの、今回のランキングはそのクルマが寿命を迎えるまでにもっとも壊れにくい「であろう」という予測値に基づいており、ここでその内容を見てみましょう。

BMW
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1.レクサスLS400

「そのクルマのライフタイム通じ、もっとも壊れにくい」トップはレクサスLS400。

これは1989年に発表された初代レクサスLS400(トヨタ・セルシオ)で、その理由は「過剰品質」とも言えるべきオーバーエンジニアリングにあると指摘しています。

このレクサスLS400は、それまでメルセデス・ベンツ、BMW、アウディといったジャーマンスリー、そして北米市場で強い存在感を持っていたリンカーンやキャデラックに対抗するために作られたクルマであり、60人のデザイナーと1,400人のエンジニア、さらに2,500人のサポートによって開発が行われています。

レクサスのキー

2.トヨタ・ハイラックス

あの過激なトップギアのテストをしても「ハイラックスを壊すことは不可能」だといわしめたクルマでもあり、中でも最も頑丈なのは1997年から2004年に製造された第6世代だとされています。

L1350443

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3.トヨタ・カムリ

3位に入ったのは現行モデルのトヨタ・カムリ。

カムリが選出されたのは「シンプルさ」が評価されてのことであり、エンジンやトランスミッションふくむドライブトレインが現代のほかのクルマに比較して簡素であるためだと説明されています。

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4.メルセデス・ベンツEクラス(W124)

このW124世代のメルセデス・ベンツEクラスはまだ「メルセデス・ベンツがコストダウンを始めなかった」1984年から1995年の間に製造されたクルマであり、レクサスLS400同様にオーバーエンジニアリングがなされていることが上位進出の理由。

なお、とくにディーゼルエンジンのほうが(ガソリンエンジンよりも)頑丈であり、最小限のメンテナンスしか必要としない、と言われていますね。

5.ホンダ・シビック

ホンダ・シビックはその名の通り(CIVIC=市民の、という意味がある)安価でお金がかからないクルマであることを目指して設計・製造されており、その思想はいずれの世代にも共通しているという点が高い評価を獲得しています。

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6.スバル・レガシィ

レガシィにおいては「どの世代においても」高い信頼性を持つという評価がなされていますが、初代レガシィはその発表時、連続走行記録をもって信頼性をアピールするなど、当初から高い耐久性をアピールしていますね。

subaru2

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7.シボレー・サバーバン

奇妙な事実ではありますが、2006年モデルのサバーバンの年間クレーム件数はわずか4件、しかし翌年には353件もあるといい(2006年より前の年も数百件あるらしい)、なぜか2006年のサバーバンの耐久性・信頼性が極度に高いもよう。

なお、こういった「耐久性・信頼性」の上位にアメ車がランクされることは非常に稀ですが、この「2006年のサバーバンだけ」は例外ということになりそうですね。

8.フォルクスワーゲン・ビートル

フォルクスワーゲン・ビートルもまた「ドイツの全国民がクルマを持てるよう」という発案から生まれたクルマで、そのため(安価に抑えるという意味もあって)過剰な装備がなく非常にシンプル。

世界で最も多く生産されたクルマであり(約2300万台)、2019年までのノックダウン生産も含めると、もっとも長期間生産されたクルマの1つであることもよく知られています。

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9.シトロエン2CV

こちらもフォルクスワーゲン・ビートル同様にシンプル、そして何十年も生産されたクルマのひとつ。

ちなみに当時のシトロエンはアフターサービスによって収益を考えておらず、この2CVを「オーナーが自宅で整備できるように」設計しているといい、よって「サビに弱い」という欠陥はあるものの、車体の主要構造は「サビに強い」鋼管シャシーであるため、どこかが錆びたとしても、その錆びたパネルを交換するだけで機能を復帰させることができるのだそう。

なにかの本で読んだのですが、ある探検家が2CVに乗って探検にでかけ、途中で2CVが壊れたところ、それを分解して再度「2輪車」に組み直して生還したという事実もあるようです(ただ、ぼくが直接知る2CVは、かつての知り合いが乗っていたもので、トンネルから出た瞬間にキャンバストップが飛んでいったりする、茶目っ気のあるクルマである)

10.マツダ・ロードスター

今回のリストに唯一入ったスポーツカーがマツダ・ロードスター。

こちらもやはりシンプルな構造が評価されており、全世代において高い評価を受けているものの、初代(NA)世代がまだ元気に走っていることからも「信頼性や耐久性の高さ」を知ることができるかと思います。

加えて、とんでもなく改造された個体が多いことも「耐久性が高い」「壊れにくい」という一つの事実を表しているのかもしれません。

マツダ

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「もっとも壊れやすい」「信頼できない」クルマは?

なお、コンシューマーレポートでは「もっとも壊れやすい」「信頼できない」クルマについても触れており、そのメンバーを記しておくと、「ジープ・ラングラー、メルセデス・ベンツGLE、ジープ・グラディエーター、シボレー・シルバラード、GMCシエラ1500、シボレー・ボルト、フォード・エクスプローラー、日産セントラ、リンカーン・アビエーター、ヒョンデ・コナ・エレクトリック」。

たしかにヒョンデ・コナ・エレクトリックはほぼ全台数がリコールになるという騒ぎがありましたね。

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参照:Consumer Reports, CARBUZZ

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