| ロータスはこのエスプリをよほど重要視しているようだ |
ロータスが公式にて、1977年の映画「 007 私を愛したスパイ」に登場したロータス・エスプリS1をイメージしたエヴァイヤを公開。
ちなみにこの映画がプレミア上映されたのは7月7日なので「77年7月7日」ということになり、今回のエヴァイヤはちょうど「43年後に」そのエスプリと同じボディカラーを身にまとい、記念すべき日を祝ったわけですね。
ロータスはこのエヴァイヤについて(限定販売する等の)なんらかの言及はしておらず、そのため”今回限りのワンオフ”だと考えて良さそう。
ロータスはこのエスプリを「特別なモデル」と位置づけている
なお、ロータスはこの「007 私を愛したスパイ」に登場したエスプリS1を特別視しており、2017年にはこのエスプリ風の仕様を持つエヴォーラ・スポーツ410を公開したことも。
ただしこちらも「ワンオフ」となっており一般向けに販売されたわけではなく、こういった点からも「007仕様エスプリのイメージをよほど大切にしている」と考えられます。
007仕様のロータス・エスプリはこんなクルマ
ボンドカーらしくミサイル発射機能を持つほか、水中での戦闘時用に魚雷や水中煙幕も内蔵。
現実的には「絶対に不可能」と思える変形機構を有しており、そのため「現実的なメカしか登場しなくなった」現在の007シリーズではもう登場が望めないボンドカーでもありますね。
「007 私を愛したスパイ」では合計7台のエスプリが使用され、この「完全な潜水艇」状態のエスプリはわずか1台のみだと伝えられていますが、この一台はテスラCEO、イーロン・マスク氏が約1億1000万円にて購入した、と報じられています。
そしてテスラ・モデルSには、車両設定時に「007」と入力すると、ディスプレイにあらわれるモデルSのグラフィックが潜水艦バージョンのロータス・エスプリに入れ替わるというシークレットモードもプログラムされているようです。
-
テスラ・サイバートラックの”元ネタ”は「ロータス・エスプリ」だった!モデルSのスクリーンには007に登場したエスプリも登場し、イーロン・マスクはエスプリ好き?
| 2013年には、オークションにて 「007 私を愛したスパイ」に登場したロータス・エスプリを落札している | まだまだトップクラスの話題を提供しているテスラのニューモデル、「サイバートラック」。そ ...
続きを見る
ちなみにこのロータス・エスプリ(潜水艦バージョン)が1億1000万円でイーロン・マスク氏の手に渡ったのは上で述べたとおりですが、実は映画撮影後に行方不明となっており、しばらくして偶然に、アメリカで開催されたオークションへ「コンテナごと」出品されることに。
ただ、そのときはジャンク扱いのコンテナがメインの出品物であり、その中が何であるか明かされないままに販売され、ニューヨーク在住のカップルがわずか100ドル(1万円ちょっと)でコンテナを購入し、開けてみて入っていたのがこのエスプリ。
1万円が1億円以上に化けたというこぼれ話付きなのがこのエスプリで、まさに事実は小説よりも奇なり、という例ですね。
今回の公式画像では、エスプリとエヴァイヤが仲良く並んでおり、しかしこのエスプリは当時撮影に用いられた個体ではなく、後に「007仕様」へとカスタムされた一台なのだそう。
撮影に使用されたエスプリは全部で7台(8台説もある)だったと言われ、しかしそのすべては潜水艦バージョン同様、撮影後に行方がわからなくなってしまったのかもしれません。
ちなみに007に登場した「ボンドカーとしてのエスプリ」はこの白い個体だけではなく、「007 ユア・アイズ・オンリー」にはメタリックオレンジにペイントされたスキーリゾート仕様が登場したことも。
現在のボンドカーというとアストンマーティンが定番ですが、アストンマーティンは業績悪化に加えて経営者が変わっており、かつ次回作からは007も交代することになるため、「もしかしたらアストンマーティンは007映画のスポンサーから降りるんじゃないか」と思ったり。
そうなると、「ボンド(もう次はボンドが出てこないか・・・)カーとしてのロータス」が復活する可能性もありそうですね。
-
007 ユア・アイズ・オンリーに登場のボンドカーと同じカラーを持つカスタム・ミニ登場!その価格は1500万円以上か
| オーダーしたのは英音楽プロデューサー、サイモン・コーウェル氏だと言われる | クラシックミニをいったん全て分解し、ホワイトボディの状態から新たに組み上げるという、デビッド・ブラウン・オートモーティ ...
続きを見る
参照: Lotus Cars - Facebook