| オーダーしたのは英音楽プロデューサー、サイモン・コーウェル氏だと言われる |
クラシックミニをいったん全て分解し、ホワイトボディの状態から新たに組み上げるという、デビッド・ブラウン・オートモーティブによるプロジェクト、”ミニ・リマスタード”。
その価格は安くなく、1台あたり1500万円ほどのプライスタグを提げると言われますが、今回新たなる一台が完成し公開されることに。
この個体は映画「007 ユア・アイズ・オンリー」に登場した1981年製ロータス・エスプリ・ターボをイメージしたもので、劇中にて走ったエスプリと同様のカラーリングを持っているのが特徴です。
これがクラシックミニのレストモッド「ミニ・リマスタード」の内装だ!”スキーリゾートにぴったりの”1台1500万円、セレブな一台
「ボンドカー」のエスプリはこんなクルマ
ロータス・エスプリは「007 私を愛したスパイ」にも登場していますが、こちらは潜水艇に変形するというあまりに有名なボンドカー。
続く 「007 ユア・アイズ・オンリー」 に登場したエスプリはカラーリングを変更し、スキー板を積むというリゾート仕様を持ち、しかし爆破という憂き目に遭ったために実際に活躍することはなかったという一台です。
ボンドカー仕様のミニ・リマスタードはこうなっている
デビッド・ブラウン・オートモーティブは、これまでにも様々な仕様のミニ・リマスタードを世に送り出していますが、今回のミニもそれらに負けず個性的な一台。
ボディカラーはロータス純正色「カッパーグロウ」にペイントされ、13インチホイールもエスプリ同様のメッシュホイール(ディスクはゴールド)に。
画像では確認できないものの、ブレーキキャリパーはブラックにペイントされているようですね。
ちなみにヘッドライトはLED、そしてバンパー上には3連ドライビングランプが装着されています。
そしてボディサイドにはサハラゴールドのダブルストライプ、リアフェンダーには「turbo」の文字も。
ただし何から何までボンドカー版エスプリと同じというわけではなく、前後フェンダーそしてルーフはコントラストカラーとなるグロスブラックにペイントされています。
ただ、実際に搭載されるエンジンは「ターボ」ではなく自然吸気の1,330cc。
出力は94馬力、トランスミッションは4速マニュアル、駆動輪は前輪のみ。
画像を見るに、テールランプにもLEDを採用しているようですね。
インテリアはオリジナルのカスタム仕様
なお、インテリアについてはボンドカーと異なる仕上げを持っていて、「明るいトーンのレザー」というところは同じではあるものの、ミニ・リマスタードではさらに明るいアークティックホワイトレザーを採用。
ルーフ内張りにはアルカンターラ、そしてトリムはウォールナット製。
メーターはおなじみスミス製ですが、照明はLED化されるなど近代化も図られています。
加えて快適性にも注意が払われており、7インチサイズのタッチスクリーンを持つインフォテイメントシステム(アップル・カープレイとアンドロイドオート対応)、6スピーカーも装備している、と紹介されています。
Silverstone-based @davidbrownautos has revealed a #JamesBond-inspired special edition of its modernised Mini Remastered https://t.co/bWy4I3MejL pic.twitter.com/nqghc8A9hL
— Autocar (@autocar) March 5, 2020