中国の自動車メーカーBYDより、世界で最もパワフルなハイブリッドSUVが登場。
その名も「唐(タン)」。
205馬力の2リッターターボエンジンを搭載し、150馬力の電気モーターを2基搭載。
これによってシステム合計505馬力を発生します。
昨年の北京モーターショーで発表されたものらしいですが、このたびついに市販化され、価格は620万円ほど。
中国内で購入するとハイブリッドということで優遇税制を受けることが出来、500万円ほどまで価格が下がります。
0-100キロ加速はなんと5秒以下というパフォーマンスにも驚きですが、この価格にも驚きですね。、さらには「リミテッド」「アルティメイト・エディション」というさらに高価なモデルもあるそうです。
アルティメイト・エディションはカーボン製のボディパーツが装着されるということですが、なぜかそれで価格は倍になり1240万円くらいに。
これによって軽くなるのか0-100キロ加速は4.4秒となり、これはBMW X5/6、メルセデス・ベンツGLE63に次ぐ世界三番目に速いSUVとなるそうで、にわかには信じがたい数値ですね。
ナンバープレートに「唐」と書いてあるのがなんとも(漢字文化のぼくらからすると)面白いですが、内装のエアコン操作パネル?には「PM2.5 車内/車外」と表示されており、さすがに大気汚染の進む中国ならではだと思います。
正直この価格だと他にかなり選択肢が拡がると思うのですが、それでも中国の富裕層がこの車を選ぶのか、ほかの車(欧州メーカーのSUV)を選ぶのかは不明。
メルセデスGクラスやBMW X5/6、ポルシェ・カイエン、レンジローバー、アウディQシリーズなどは中国でも購入可能ですが、一部は中国生産なのでこの車と同じか安いくらいで、また一部はこの車よりも高価になり、単純な比較はできないものの、かなりアグレッシブな値付けであることは間違い無いと思います。