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なにこのドアの開き方!「中国で最もぶっ飛んでる」EVブランド、HiPhiがさらに過激な新型車「HiPhi Y」を発表。あわせて欧州と中東への進出をアナウンス

なにこのドアの開き方!「中国で最もぶっ飛んでる」EVブランド、HiPhiがさらに過激な新型車「HiPhi Y」を発表。あわせて欧州と中東への進出をアナウンス

| 最近の一部の中国車はある意味で世界の最先端を走っている |

ほんの1-2年前まではこんなことになろうとは想像だにしなかったが

さて、いつの間にやら「世界で最も注目されるモーターショー」となった上海オートショー。

その理由は「EVに集中」「しかも中国で独自進化を遂げた特殊なEVが大量に出展」「しかもそれらが欧米に進出する可能性がある」といったところだと思われますが、今回”中国で最も先進的なクルマを作っている”といわれるHiPhiが新型車「ハイファイY」を発表し、すでに発売済みの「ハイファイZ」「ハイファイX」とともに欧州や中東での展開を行う、と宣言しています。

HiPhi Yは海外展開を見据えた新設計

そして今回発表されたHiPhi Yにつき、これはHiPhi XとHiPhi Zとの中間に位置するクルマだとされ、ポジショニングとしては「長距離走行が可能な技術志向のSUV」。※漢字だと科技豪華SUV

上下に開く "インテリジェントウィングドア "を採用し、余裕のある室内空間を約束するというのがセールスポイントのひとつであり、その全長はHiPhiのラインアップの中では最も大きい4,938mmだとアナウンスされています(それでもテスラ・モデルXより119mm短い)。

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さらに航続距離が約600kmというHiPhi XやHiPhi Zに比較し、HiPhi Yでは800km(ちょっと数値が甘めのCLTCサイクル)を記録するといい、「かなり」実用的な走行レンジを持っているということになりそうですね。

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HiPhiのCEO、ディン・レイ氏によれば「HiPhiは中国発のグローバルハイエンドブランド ということで、中国市場を深く開拓すると同時に、世界にも目を向けています。2023年にはグローバルブランド戦略をスタートさせ、海外市場を拡大することになりますが、欧州・中東市場はその第一弾となるでしょう」。

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実際に、HiPhiはまもなく欧州での販売を開始するとされ、ノルウェーのオスロとドイツのミュンヘンにショールームが建設される予定だといいますが、これらの場所を選んだのは「ノルウェーでは2022年に販売された自動車の80%が電気自動車であったこと」「ドイツはヨーロッパで最大の電気自動車市場であること」が理由だとされています。

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すでにHiPhi Xは欧州での認可を取得済み

なお、欧州進出の準備として、HiPhiは欧州で販売するための法的要件への適合を進めていて、今回の上海モーターショーでの「欧州進出計画発表」と前後して「欧州で販売を行うため、TUVによるホモロゲーションを取得した」ともアナウンス。

ただし現時点ではHiPhi Xがこれを取得したのみにとどまるそうなので、まだまだHiPhi Z、そしてHiPhi Yも認証を取得する必要があり、しかしこれらも(基本メカニズムを共有しているため)早晩認可が降りることになりそうです。

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参考までに、TUVのテストでは、HiPhi Xのバッテリー管理システム、シャシー制御、ブレーキ、ステアリング、パークアシストやレーダーガイドクルーズコントロールなどのアクティブシステムなどが仔細に分析され、高電圧コンポーネントが周囲の電磁環境と干渉しないことを確認するEMC試験も実施された、とのこと。

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