| いずれも専用に撮影され、かなりお金がかかっていると思われる |
アメリカでは様々なバージョンが用意され、様々な媒体で流されるようだ
さて、ヒュンダイ(ヒョンデ)はディズニーとパートナーシップ契約を締結していますが、今回その一環としてマーベル・シネマティック・ユニバースに登場するキャラクターをフィーチャーした動画を3本公開。
ちなみにヒュンダイはこれまでにも「コナ・アイアンマンエディション」を発表するなどマーベルとの距離を縮めていますが、今後は「マーベル仕様」の市販車が登場することになるのかもしれませんね。
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ヒュンダイが公開したマーベルとのコラボ動画はこんな感じ
そこで今回公開された動画を紹介したいと思いますが、まずは「ワンダヴィジョン」。
こちらではワンダ・マキシモフ役のエリザベス・オルセンが登場し、番組中同様レトロでポップな仕上がりに。
そして次は「ロキ」。
これも番組の内容が反映された動画となっていて「4次元キューブ」を手にした裏切り王子ことロキが登場。
ヴィランながらも憎めない様子が見られますが、これだけの短時間でその様子を見せるのはさすがトム・ヒドルストンといったところですね。
最後は「ファルコン&ウインター・ソルジャー」。
ファルコン役のアンソニー・マッキーが登場し、こちらもカッコよくもコミカルな縁起を見せてくれます。
いずれもよくある「番組の一部を切り取って、編集にてソレっぽく見せた」コラボムービーではなく、いずれも専用に撮影されたもので、それだけヒュンダイとディズニーとの結び付きが強いということを感じさせます。
今後さらに両者の関係は強まりそう
今回の試みについて、現代自動車アメリカCMOのアンジェラ・ゼペダ氏は、「マーベル・シネマティック・ユニバースは観客を魅了しており、そのキャラクターやストーリーを新型ツーソンのカスタムクリエイティブに活用できるのは素晴らしい機会です。このプロモーション・パートナーシップは、2022年のツーソンを発表するにあたり、いかにツーソンが細部にこだわり、これまでで最も革新的で技術的に進歩した車であるかを紹介する、過去最大のキャンペーンバックアップするものとなります」とも述べており、ヒュンダイはこれ以外にも、様々な方法を用いてツーソンのプロモーションを行うことになりそうです。
実際のところ、現代自動車とディズニーは包括的なコンテンツキャンペーンを実施する計画を持ち、各キャラクターは、60秒のディズニー・クロス・スポット、30秒のコンピレーション・スポット、15秒と6秒の広告に登場し、TVやインターネット上のデジタル・プラットフォームで放映される、とのこと。
一方、ディズニーのパートナーシップ・マーケティング担当上級副社長、ミンディ・ハミルトン氏は、「私たちは、現代自動車の正確なニーズに合わせたカスタムコンテンツの制作に専念しました。市場での差別化ポイントである3つのスポットすべてにおいて、脚本、制作、クリエイティブの管理を行い、その結果、洗練された魅力的なキャンペーンとなったばかりか、マーベルファンの皆様の共感を得られるものと確信しています」とコメント。
おそらくこの包括的提携は「地域限定」だと思われ、そして未だ日本では(ヒュンダイが)本格展開を再開していないことを考慮するに、日本でこれらキャンペーンが展開されることはないものと思われます。
近年、映画が自動車及び自動車メーカーのイメージ決定に関与する割合が高まっているとは思いますが、「007とアストンマーティン」「ワイルド・スピードとダッジ」「ジュラシック・パークとメルセデス・ベンツ」「ミッション・インポッシブルとBMW」といった具合に”組み合わせ”がおおよそ決まっているようにも思われ、自動車メーカーにとっても、いかにいい作品を見つけるかがプロモーション成否の鍵を握っているのかもしれません。
ヒュンダイxマーベル・シネマティック・ユニバースの動画はこちら
こちらは「ロキ」バージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=tmw9ccgnPw0こちらは「ワンダヴィジョン」。
https://www.youtube.com/watch?v=MAgwAcCPLx8こちらは「ファルコン&ウインター・ソルジャー」。
https://www.youtube.com/watch?v=whN6mvEO4Cg&t=4s参照:HyundaiUSA