ネット上にてヒョンデ車の盗難方法が紹介され、なんと「USBケーブル1本」で盗めるようだ。ユーチューバーが実験したら本当に簡単に盗めてびっくり【動画】

｜ 現在、あまりに盗まれすぎて集団訴訟になっているらしい ｜

ヒョンデは対策としてセキュリティシステムを販売、キアはホイールロックを配布中

さて、韓国ヒョンデとキアのクルマが「あまりに簡単に盗まれすぎる」と話題になっており、なんと全米の各州においてオーナーが両社に対して集団訴訟を起こすまでの騒ぎに発展しているのだそう。

そしてこの盗難の急増については、ヒョンデとキアのクルマの盗み方をネット上に公開した「キア・ボーイズ」なる複数の集団が原因となっているそうですが、とくに2011年から2021年までに製造されたクルマが盗みやすいと紹介されています。

人気ユーチューバーが「どれくらい盗みやすいのか」を試してみた

そこで今回、米人気ユーチューバー、ドーナツメディアが「どれくらいヒョンデとキアのクルマが簡単に盗めるのか」に挑戦。

もちろんその手法はキアボーイズが公開した内容に従ったもので、まずはステアリングコラムのカバーをバカっと外します（力ずくで外れる）。

その後はキーシリンダーの接合部にマイナスドライバーを差し込んでグリグリ。

そうするとキーシリンダー部が外れることにあんり、「こんなに簡単に取れていいんか・・・」という表情ですね。

そして取り出したのはUSBケーブル。

本当にUSBケーブル一本でヒョンデを盗める

これをキーシリンダーを外した後の突起物に差し込み、これをキーのようにぐいっとひねればエンジンがかかって普通に走り出すことが可能です。

なお、USBケーブルを使用するのは「なんらかのデータのやり取りやハッキングを行う」のではなく、単に「ツマミ」として最適な形状を持っているからであり、このかわりになれば何でも良さそうですね。

結果的には「ドアさえ開けることができれば」あとは特殊工具や知識がなくともUSBケーブル1本でヒョンデのクルマを盗むことができるということが立証されてしまったことになり、ドーナツメディアによれば、ヒョンデとキアが「シンプルすぎる」イグニッションシリンダーを開発したのはコスト削減のためだった可能性が高いと指摘しています。

それにしても「え・・・」というほど簡単に盗めてしまい、実験したみたドーナツメディアもこれにはちょっと驚いたようですね。

もちろんヒョンデとキアもこういった事実を認識していて、ヒョンデはディーラーにてサードパーティ製のセキュリティキットを170ドルにて販売しており（取付工賃が500ドルもかかる・・・）、キアはまだ対応するセキュリティキットを発売していないものの、盗難が多発している地域のオーナーにはホイールロックを配布している、と報じられています。

ヒョンデのクルマがUSBケーブル一本で盗めてしまう動画はこちら

あわせて読みたい、盗難関連投稿

参照：Donut Media