ちょっと前にはヘリコプターのエンジンをクルマに装着してた
ロシアの自動車「ラーダ」になんと38インチホイールを装着し、雪上を楽しく走り回る動画が公開に。
ラーダはロシアの自動車メーカーですが、1977年に発売された「ニーヴァ」が有名。
今なお生産されて続けていて、その変わらぬスタイルから「ロシアの進化(しない)っぷりを表している象徴としても語られます。
映画「アトミックブロンド」で派手にぶっ壊されていたことでも知られ、かつ2017年には「40週年記念モデル」も発売されていますね。
ラーダはタフでシンプルなためにカスタムベースとしても大人気
そんなラーダですが、車体の安さ、頑丈さからカスタムベースとして採用する人も多数。
ショップというよりは個人がDIYにて「ぶっ壊すのを覚悟で」改造する人も多く、今回のユーチューバー、Garage54氏もそんな一人です。
まずはベースのラーダ(サイケな塗装でなかなかイケてる)、そしてホイールとタイヤ、エクステンションを用意。
そしてハブにエクステンションを取り付け。
これはタイヤ/ホイールをボディの外にだすためですが、そうしないと「タイヤがタイヤハウス内に収まりきれない」ため。
そしてそこへタイヤ/ホイールをドッキング。
完成!
ただし、「テコの原理」で増幅された負荷が車体にかかるため、絶対におすすめできない方法でもありますね(分厚いスペーサーも同様)。
そして意外というか、ちゃんと走るようです。
このあたりのタフさが、今までラーダが生き残り、今なお愛される秘密なのかも。
まだまだ登場、ラーダの魔改造
そして世界のラーダ愛はとどまるところを知らず、なんとラーダ・ニーヴァを6輪化してしまったカスタムカーも。
ラーダ・ニーヴァは上述の通り1977年の発売ですが、これまで基本構造を変えずに継続生産されているモデルです。
センターロック可能なデフ、副変速機を持つトランスファー装備など「本格オフローダー」とも言えるクルマで、ベースは「フィアット124」。
そのラーダ・ニーヴァをメルセデス・ベンツ AMG G63 6x6ばりに6輪化したのがこのクルマですが、現在約80万円ほどで販売中、とのこと。
エンジンは2002年のニーヴァに積まれる150馬力仕様へと換装され、走行距離は約10万キロ。
もともとオフロード性能の高いニーヴァだけに、このカスタムカーも相当な走破性を誇ることになりそうですね。
以前に公開された、スズキ・ジムニーをベースに日本自動車大学校が製作したメルセデス・ベンツAMG G63 6x6のレプリカは「6輪のうち2輪が駆動しない」構造でしたが、この6輪ラーダ・ニーヴァは「車軸が3つ」、つまり6輪とも駆動するそうです。
VIA:Avito