F1/インディ双方でチャンピオンに輝く、エマーソン・フィッティパルディ氏の手がけるスーパーカー、「FF7ヴィジョン・グランツーリスモ」がジュネーブ・モーターショーにて公開に。
これはフィッティパルディ氏が自身のチャンピオンシップ獲得に貢献したチームや人材の協力を集めて実現させたもので、「ドリームチーム」による偉業と言えそうです。
エンジンは4.8リッターV8で自然吸気。
ハイブリッドの採用もなく、9000回転がレブリミットというNAの旨味を堪能できそうなスペックですね。
出力は600馬力、6速シーケンシャルトランスミッションを介して後輪を駆動。
重量はわずか1000キロなので相当に運動性能が高そうです。
なお車体の安全基準などはFIAの規定に準拠しており、実際にレースに出場することも可能(というかレース以外では使いみちがないとも思われる)。
ブレーキはカーボンセラミックですが、レース時の「コスト」を考えてスチールローターにも対応するなど現実的な側面も持っており、その名の通りまずは「グランツーリスモ」への登場となるものの、実際に生産に移す計画を持っている、とのこと。
なお購入に際しては様々なオプションがあり、ほぼオーダーメイド。
加えて購入者はフィッティパルディ氏直々にドライビングスキルを伝授してもらえるレッスンを受けることができるそうです。
元F1チャンピオン、エマーソン・フィッティパルディ氏が率いるプロジェクトから発表予定のスーパーカー、「Fittipaldi EF7 Vision Gran Turismo concept」。
前回はそのリアビューが公開されていますが、今回は(ヘッドライトらしきものが見えるので、たぶん)フロントを公開しています。
画像を見るとロードカーというよりはレーシングカーのようですが、構造もF1同様カーボンモノコックを想定しており、ボディパネルもカーボン製、とアナウンスされています。
そのため重量は1000キロに収まり、エンジンは自然吸気にて600馬力というパワフルなものを搭載することで痛快極まりない車となる模様。
「全てのドライバーが楽しめ、かつ純粋な情熱とアドレナリンを提供」とも語っており、各種の安全デバイス、ドライバー・アシストを備えることも予想できますが、実際に限定台数にて生産に移されると言われ、ビッグネーム主導のプロジェクトだけに期待がかかりますね。
ジュネーブ・モーターショーにて、元F1ドライバー、エマーソン・フィッティパルディ氏の新しいプロジェクト、「フィッティパルディ・モータース」によるスーパーカー”フィッティパルディEF7ヴィジョン・グランツーリスモ”が登場する模様。
今回リアの一部がティーザー画像として公開されていますが、これはピニンファリーナによるデザイン、とのこと。
エマーソン・フィッティパルディ氏は1972/1974年には二回のワールドチャンピオンを獲得。
その後は自身のチームを兄とともに立ち上げるなどF1においてはその存在をしめしており、そのため会社の運営や車の設計についても明るいのかもしれません。
なおピニンファリーナによるデザインの他、製造はレーシングカーの設計・製造を行うHWAが手がける、と発表されています。
ピニンファリーナについては現在インドの「マヒンドラ」グループに属していますが、マヒンドラはその活動を自社製品のみに限定するつもりはなく、様々な自動車会社のデザインも引き受けている模様。
この”フィッティパルディEF7ヴィジョン・グランツーリスモ”は、その名の通り「グランツーリスモ」にも配信されゲーム上でもプレイできると思われますが、どのようなデザインになるのかジュネーブにて発表されるのが楽しみです。