| フロリダのディーラーにケーニグセグ・ジェスコが登場 |
いつもドラッグレースの様子を公開するユーチューバー”Drag Times”ですが、今回はいつもと変わり、ケーニグセグの最新モデル「ジェスコ」のレビューを公開しています。
「ジェスコ」は2019年のジュネーブ・モーターショーにてデビューしたハイパーカーで、時速300マイル(483キロ)の壁を破るとされるクルマ(現在はまだ開発中で、量産はされていない)。
エンジンは5リッターV8ツインターボ、レース用ガソリンを使用することで出力1600馬力を発生します(通常ガソリンでも1280馬力)。
ケーニグセグ・ジェスコは「技術の見本市」
なお、ネーミングのジェスコ(Jesko)とは、ケーニグセグの創立者、クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏の父親(健在)の名。
なお、同氏は貧しかった頃につきあっていた彼女と結婚し、今も幸せに暮らすなど「情に厚い」人物のようですね。
ケーニグセグ・ジェスコは最新モデルだけあってケーニグセグの誇る技術がぎっしり詰まっていますが、もともとケーニグセグは高い技術力を持つメーカー。
ケーニグセグはカーボンホイールやカムレスエンジン、トランスミッションを持たない「ダイレクトシフト」など、様々な技術を保有。
なお、こういった技術については「他から買うこともできたが、ほかは満足の行くレベルの技術を持っておらず、よって自分で開発することにした」と述べており、陽気な見た目とは裏腹に(クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏は)完璧主義者であるようです。
ケーニグセグ・ジェスコの細部はこうなっている
動画ではまずエンジンとトランスミッション、サスペンションについて説明しており、9段ATそして「トリプレックス・サスペンション」を紹介。
ケーニグセグは「アゲーラ→レゲーラ」と新しいモデルになればなるほど加工品質や芸術性を向上させていますが、今回のジェスコにおいてはさらに高いレベルへ。
細かいパーツにも「Koenigsegg」ロゴが入り、つまり多くのパーツを自社にて開発や製造を行っているということがわかりますが、それらの「芸術点」も非常に高いもの。
フロントはこんな感じで、ほぼ収納スペースはない、と考えて良さそう(トリプレックス・サスペンションが場所を食う)。
そしてインフォテイメントシステムも大きく進化し、ほぼ物理スイッチがなく、各種操作は液晶パネルにて。
面白いのはステアリングホイールと連動して動くディスプレイですが、これはステアリングホイールを切ると一緒についてまわるものの、表示自体は「常に上」を向くように設計されています。
反対に切るとこう。
ステアリングホイールのスポーク部にもディスプレイが埋め込まれていて、かなり先進的な見た目ですね。
なお、近年のスーパーカーやハイパーカーは「高い走行性能を誇る」だけでは不十分で、やはりこういった排他性や、単純に「おお」と思わせる装備がないと消費者にそっぽを向かれそう。
ペダルにもケーニグセグのロゴ入り。
そして後方視界はこんな感じ。
かなり「狭い」ようですが、意外と「上下」方向の視界は確保できているようです。
ちなみにケーニグセグ・ジェスコの価格3億5000万円、限定125台のみの生産。
その125台は公開して5日で完売しており、納車は2021年辺りから開始されると言われていますね。
それでは動画を見てみよう
こちらが現段階でもっともジェスコの細部にまで踏み入った21分の動画、「INSIDE LOOK * 1,600HP - 300 MPH Koenigsegg Jesko!」。