ケーニグセグOne:1の開発用車、シャシーナンバー「00」が販売中。
価格は6億7000万円と高価ですが、実際に2014年のジュネーブ・モーターショーに展示された個体そのもので、ケーニグセグCEO、クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏本人によって使用されてきた車両です。
加えて現在でも鈴鹿サーキットとスパ・フランコルシャンでは「市販車最速」のコースレコードを保有。
アクティブシャシー、アクティブエアロ、可変ターボジオメトリ、3Dプリントされたチタンパーツやターボハウジングを持ち、最高速度は時速450キロ。
過去にも売りに出されたことがあると記憶していますが、その際にはリビルト済み、と記載されていたようにも思います(走行距離は11000キロちょっと)。
こちらはケーニグセグ・アゲーラ。
2012年モデルで5リッターV8ツインターボエンジンを搭載し940馬力を発生。
0-100キロ加速は3秒、最高速度は時速400キロ、というパフォーマンスを誇ります。
走行距離はわずは1009キロとごくわずかで、価格は1億5000万円(ケーニグセグOne:1の6億7000万円に比べると割安なように感じる)。
なお同じハイパーカーの部類でもブガッティ・ヴェイロンはその維持費が「プライベートジェットより高い」とされますし、パガーニはオイル交換だけでも「本国に送って行う」人が多いとされますが、ケーニグセグの維持費はどうなんだろう、と考えたりします。
ケーニグセグOne:1の中古がアメリカにて11億円という高額で販売中。
ケーニグセグOne:1はパワーウエイトレシオが1:1であることからそのモデル名が「One:1」となっていますが、要は出力1360馬力に対して重量1360キロ。
わずか7台のみが製造されていますが、そのうちの1台はプロトタイプなので6台のみが一般(と言っても限られた人ですが)に販売されたということになります。
ケーニグセグOne:1はニュルブルクリンクにて市販車最速の座奪取を狙いテストを行っていましたが、残念ながらブレーキトラブルで残念ながらクラッシュ。
現在は修理中とされますが、1日も早く復活し最速タイムにチャレンジしてほしいものですね。
なおケーニグセグはカーボンホイールやカムレスエンジンなど、世界に先駆けた素材や技術の採用を行う先進的な企業であり、「これから何をやってくるか」という期待をも感じさせてくれる自動車メーカーだと思います。