先日、ケーニグセグのテストドライバーがクラッシュさせてしまった、億万長者へと納車予定だったワンオフのケーニグセグ・アゲーラRS「グリフォン」。
これはクリアカーボンの外装にゴールドのアクセント、そして通常モデルよりも高い出力を持つエンジンが採用されたスペシャルモデル。
車両が完成し最終テストを行っていたところにクラッシュしてしまい(ドライバーと同乗者は無事。現在原因を調査中)、これについて今回ケーニグセグが公式に「クラッシュした車両は完璧に復元し、デモカーとして使用」すること、顧客には同じ仕様の新車を製造して納車することを発表。
なお、このケーニグセグ・アゲーラRS[グリフォン」を注文したオーナー、mannykhoshbinさんもコメントを発していますが、さすがケーニグセグのドライバーを思いやる懐の深さを見せています。
先日ニュルブルックリンクで大きなクラッシュンに見舞われたケーニグセグOne:1ですが、クラッシュの原因はフロントのABSセンサーという正式発表。
事故後に車両を回収しケーニグセグのファクトリーで状況を調べ、また現地でのタイヤ痕等を見るとフロントブレーキが高速域からの減速中にロックし、それが理由で事故が起きた、とのことです。
なおロックした際の速度は時速150キロと見られ、その後車はガードレールを飛び越えて飛んで行き、完全にひっくり返ったわけですが、これでよくドライバーは無事だったなあと思います。
なお事故の際に安全関連のシステムはしっかり作動したようで、エアバッグの動作、燃料カットなどすべて正常に機能し、車やドライバーへの被害拡大を防げた、とのこと。
エキゾーストパイプが高温になっており一部カーボンの外装が焼けたそうですが、ドライバーは自力脱出した後にその炎を消し止めており、事故後の処理も素晴らしかったようですね。
なおABS、異常についてはワーニングランプが点灯してたそうですが、ドライバーはヘルメットを被っていたために視界が限定され、これに気づくことができなかった、とのこと。
ケーニグセグは同様の問題が他の車両に起きないかどうかを確認し、異常を知らせるシステムについても改良を検討するそうです。
残念な事故ではありましたが、こうやって原因が究明され、その対策が施されることでより安全な車へと改良されることになり、「雨降って地固まる」的な出来事であったと思います。
メキシコにて、カスタムされたケーニグセグCCXがクラッシュ。
画像の通り車の多くを失うインパクトを受けています。
現在詳細は不明とのことですが、数カ月前にテキサスで(1億5000万円で)販売されていたシャシーナンバー067の個体、とのこと。
目撃者の話ではケーニグセグCCXはスピードを出しすぎており何らかの拍子にコントロールを失ってひっくり返り、何回転か転がってしまったようです。
ケーニグセグCCX自体はテキサスに送り返されているとのことですが、その破損状況を見ていると恐ろしくなりますね。