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BMW i3近況。半年6000キロ乗ったことでわかった○と×

2015/09/30

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BMW i3の近況について。
ほぼ毎日乗っており、走行距離は6000キロ程度に。
そろそろ納車半年という節目でi3を振り返ってみます。

しばらく乗っていて思うのは、さすがメガシティビークルとしてよく考えられているなあ、ということ。
幅1775、長さ4010ミリというサイズは非常にコンパクトで、街中での取り回しが非常に楽ですね。
比較的狭い路地や駐車場での取り回しもイージーで、最小回転半径4.6メートルという小ささもそれに輪をかけています。

サイドウインドウは「ストリームフロー・デザイン」と称してリアドアのウインドウが天地に長くなっていますが、これは斜め後方の視界確保に役立っており、室内からの見晴らしが良くなっています(光もよく入るので車内も明るい)。

前席はウォークスルー構造となっており、運転席側に車を寄せて止めても助手席から降りることができますし、観音開き構造のドアを採用しているので狭いところでは前ドアのみをコンパクトに開けたり、後部座席に入れた荷物も車体後方に移動することなく前ドアを開けたそのポジションのまま後部ドアを開いて物を取り出したり(後部ドアは小さいので狭いところでも開きやすい)することが可能。

ただ、頻繁に後席に人が乗る場合はこの後部ドアは不十分かもしれませんが、1名ないし2名で、都市部において使用するには非常に便利だと思います。

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電費については予想通りといったところで、ガソリン車に換算した燃費ではリッター70キロ程度。
税金等の優遇措置もあり、維持費は格段に下がったと言えます。

ガソリンスタンドに行かなくても良いのは非常に助かるところで、いまのところレンジエクステンダー用にガソリンを入れたのは2回だけなので、「普通に使えるEV」と言っても良いでしょう。
その意味ではレンジエクステンダーなしの「ピュア」を購入しても良かったのかもしれませんが、日本では補助金の関係でピュアとREXとの差が獣数万円にまで小さくなり、そして売却時のことを考えるとREXが圧倒的に有利と考えられ(日本では販売の80%がレンジエクステンダー)、重量増加(120キロ)によって電費は悪化しますが、諸々考慮するとレンジエクステンダー付きを選んで正解だったのだろう、と考えています。

反面、ネガティブな部分はブレーキの効きが弱いこと。
ポルシェ・ボクスター(981)からの乗り換えなのでよけいにそう感じるのかもしれませんが、とくに高速走行時には不満を感じます。
i3はリミッターによって最高速度が時速150キロに制限されますが(バッテリー保護がその理由)、もしこのリミッターがなければ停止もままならず、非常に危険だと思います。
ブレーキに関しては、ダストの多さも(これはi3特有の現象ではないのですが)改善したいところですね。

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ほか、シートのクッションがやや薄く、これは快適性に影響するので改善をお願いしたいところ。
BMW i3は背が高めの車ですが、フロアにバッテリーを敷き詰めている関係で室内の床は高め。
そのために通常のシートを装着すると頭上スペースが圧迫されることになり、よって薄めのシートを採用しているものと思われます。

ハンドリング、加速性能に不満はありませんが、タイヤが細いので動きがややナーバスに思えることはありますね。
なおトヨタ86、マツダNDロードスターの0-100キロ加速がともに8.6秒とされ(日本ではメーカーから数値の公表は無い模様。北米や欧州では7秒台後半とされるがメディアの計測では9秒弱が多いようです)、BMW i3は7.2秒なので、「まあまあ速い」と言っても良い数値です。

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BMW i3洗車。花粉や黄砂はないものの最大の敵は気温と日光か

BMW i3洗車。
梅雨も明けて雨がほとんど降っていないのでさほど汚れてはいませんが、それなりの距離を走っており時間を見つけて洗車。
i3はタイヤが細いせいかタイヤのカスがあまり出ず、排ガスも出ないので非常に汚れにくい車であり、そのため(今まで保有した他の車に比べ)洗車回数がかなり少ない車。

ただ、それもブレーキパッドを低ダストタイプに交換したのちの話で、交換する前はブレーキダストの多さに悩まされたものです。
現在はブレーキパッドもさほど気にならず洗車のインターバルも長くなっていますが、この時期は黄砂もほぼなく、花粉も少なく、車が汚れにくい季節ではありますね。

ただ、日差しの強さは車のボディや樹脂にとっては厳しいものがあり、タイヤやモールなど樹脂類のケアは特に丁寧に行っておく必要も。
加えて洗車の際は日陰や気温の低い時間帯を選ぶことも必須で、出ないと水滴が塗装面に焼き付いて大変なことに。

いずれの季節もいずれの悩み(寒さ、黄砂、花粉、暑さ、日光など)があり、車にとっては年中何らかの負荷があるとも言えますね。

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