価格が結構下がった中古車を買って少しだけ乗って売る、という方法も有効ではないかと考えています。
新車では高価でも、中古ではその輝きを失って価格が下がり、しかし一定のファンがいたり基本性能が高くてそれ以下はあまり価格が下がらないという車があるわけで、そういった車を拾うとカーライフが楽しくなるんじゃないか、と考えたりするのですね。
たとえば日産GT-R(R32/BCNR32)は100万円台後半~250万円くらいで購入できるのですが、「あのR32GT-Rが」この価格で購入できるというのはちょっと驚き。
まだ金型がビシっとしている頃のRB26DETTを搭載してトルクスプリット4WD(アテーサ)を持つエポックメイキングな車がこの価格で買えるわけです。
次の世代のR33GT-R(BNR33)でも300万を切る価格で見つけることができるので、これもかなりお得といえますね。
ただし生産年はかなり旧く、各部の故障や劣化が心配であれば最新のR35という手も。
これも初年度モデルであれば500万を切る価格で探すことが出来ますし、新車価格が高い=一定以上の金銭的余裕のある人が乗っているケースが多い=これ一台で生活していたわけではない、と考えられ、しっかりメンテされていたり程度の良い個体も多いと考えられます(R34はまだ価格が下がりきっていないと思う)。
ただ車の性格上、R32/R33/R35ともかなり弄られていたりハードに乗られていることも多く、それは自分の目で見て車を確かめるしかなさそうです。
ちょっと話はそれましたが、ポルシェでも996世代のターボだとかなり価格は下がっていて、前期だと350万円くらい、後期でも500万円を切るプライスから販売されています。
新車価格で1500万円だったフラッグシップがこの価格に、と思うとかなり割安な気がしますよね。
かつ、一定の性能があるために相対的に地位を保っており、流石にこれ以上下がることはないだろう(たとえば200万円を切ったり)とも思うのですね。
911ターボといえばリアエンジン特有の圧倒的なトラクションを活かし、さらには前輪も駆動することによる強烈な加速の代名詞でもあり、加速感で言えばトップクラスにランクされる車であり、996といえども今なお第一級のパフォーマンスを誇ると言っても良いでしょう。
ちなみにポルシェ911の前世代でもGT3系はやはり高価で、同じ996世代でもターボに比べると相場は倍程度の模様。
ただしタマ数も少なく程度によってかなり価格が上下していますね。
新車で購入するのであればやはりターボよりもGT3、という選択にはなりそうです。
同じ理論だとホンダNSXも大変お買い得で、今や300万円を軽く切る価格で入手可能。
あのレジェンドが諸経費込み300万円で、と考えるとちょっと心揺さぶられるものがあります。
もちろんこれも100万円になってしまうことは考えにくく、売る時も一定の価格で売却できるものと考えられます。
ほか面白そうなのはロータス・エスプリで、これも今や200万円台(新車は1500万円くらい)で入手可能。
ただしメンテの心配がありますね。
TVRも200万円第後半~400万円以内で購入でき、あの特異なルックスのタスカンでも400万円以下で買えるのはちょっと驚き。
最近の車だとジャガーFタイプの中古は新車の30%ほど安い価格でかなりお買い得ですが、それでも「売る」ときはもっと下がることが予想され、あと2年ほど待てばさらに価格が下がって買いやすくなり、しかし売る時も大きくは下がらないだろうと予測。
こうやって考えると、けっこう色々な選択肢があるものです。