| 超レアモデル、「ヴェルサーチ×ランボルギーニ」が競売に |
ランボルギーニとファッションブランドのヴェルサーチによるコラボレーションモデル、「ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチ(Murcielago LP640-4 Versace)」の右ハンドルがオークションに登場予定。
総生産台数は20台、うち右ハンドルは8台のみの生産という希少モデルですが、予想落札価格は最高で2500万円とされており、これは相場に比較してもかなり「低め」の価格です。
納車から2017年までずっとニュージーランドに
最初にデリバリーされたのはニュージーランドで(2007年)、その後2017までずっとニュージランドに保管されていたとのことですが、イギリスのブローカーがニュージランドでこの個体を発見し、今回ニュージーランドにて買い付けて今回オークションへ出品することになったようですね。
ドアにはヴェルサーチ特有の「グレカ模様」。
ラーメンどんぶりの柄のようにも見えるものの、古代ギリシアの装飾帯に由来するもので、「グレカ」とはイタリア語で「ギリシャ」を指します。
シトロエン、ミニ、フィアットなど、ファッションブランドとコラボレーションを行うメーカーは多々あれど、ランボルギーニがこういったブランドとのタイアップを行うのは非常に稀。
ぼくの知る範囲だと、この一例のみかと思います。
なお、一方のヴェルサーチはほか自動車業界だと、リンカーンとコラボしたことも。
メーターは通常のムルシエラゴのままのようですね。
ヴェルサーチとのコラボの証、専用バッグ。
こちらにもラーメンどんぶり模様、もといグレカ模様が入ります。
タグがついているところを見るに、「未使用」のまま。
シートはブラックとホワイトとのツートンカラーで、やはりグレカ模様入り。
ボディカラーはこのブラックのほか「ホワイト」も選択でき、インテリアカラーについてはシートのサイド部分やセンターコンソールまでもがホワイトとなる仕様もあったようですね(ボディカラーがホワイトの場合はインテリアのホワイト面積が拡大するのかも)。
ヴェルサーチは日本撤退後、再上陸を果たしている
「ヴェルサーチ(Versace)は1978年創業のファッションブランドで、日本だとバブル期に大流行(当時、売上の多くは日本であったという)。
グレカ模様とともに有名となった「メデゥーサ」を編み込んだセーターで知られます。
その後日本市場からは2009年に撤退し、2011年に再上陸。
ここ数年は積極的に展開を行なっており、阪急メンズ館(大阪)にも入居していますね。
なお、2018年10月1日より日本語表記を「ヴェルサーチ」から本来の発音に近い「ヴェルサーチェ」に変更するとしており、今後のさらなる展開が期待できそう。
ちなみにぼくはランボルギーニ・ガヤルドを購入した時(2009年)、この「ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチ」の印象が強く残っていたので、ガヤルドのキーに取り付けるキーホルダーについてヴェルサーチの製品を探したものの、ちょうど「日本撤退」の時期と重なっており入手できなかったことを思い出します(同じイタリアつながりで、ドルチェ&ガッバーナの製品を購入した。今でもウラカン用として使用している)。
このランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4ヴェルサーチのシリアルナンバーは19、走行距離は11,300キロ、画像を見るに素晴らしいコンディションを保っているように思われます。