| 緊急消防救助隊結成25周年に敬意を表する特別モデル |
さて、カシオが6月発売の新製品として”G-SHOCK レンジマン GW-9400NFST-1AJR(55,000円)”の情報を公開。
レンジマンといえば「究極のサバイバルタフネス」を目指したシリーズであり、過酷な環境でも生き残ることを目指した機能や構造を持ち、スタンダードモデルのGW-9400系、そしてGPSナビゲーション機能を有するGPR-B1000とが存在します。
ちなみにぼくは先日GPR-B1000を購入しましたが、これはケース径が60.3ミリ×57.7ミリという巨大な腕時計で、しかし腕に巻いたときの装着感は悪くなく、けっこう出番が多い一本となっています(英国陸軍とのコラボモデルも発売されている)。
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G-SHOCK最大級のサイズを誇る”レンジマン”DPR-B1000を購入した!やはりカシオはよくわかっている
| カシオはどこをどうすれば腕時計が「高く見えるか」を知っている | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49814830173/in/datepo ...
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今回のレンジマンは”緊急消防援助隊”着用を想定
そして今回発表されたレンジマン「GW-9400NFST-1AJR」ですが、こちらはGPR-B1000ほども大きくなく、ケースサイズは55.2ミリ×53.5ミリ。
最大の特徴は「緊急消防援助隊が着用する」ということを想定した仕様をもつことで、その製品デザインには、過去にも2度、G-SHOCKとのコラボモデルを発表した経験のある神戸市消防局、そして仙台市消防局とが参画。
このふたつの地域に共通するのは大規模な地震災害ということになりますが、緊急消防援助隊は1995年の阪神淡路大震災の機に創設された組織であり、今年で25周年を迎えています。
今回カシオは緊急消防援助隊25周年を記念し、その認知を助けるという意味においてコラボが実現。
ベースカラーには「ブラック」を採用し、これは仙台市消防局の防火服と同じカラーだとされ、これに消防車をイメージしたレッドを効果的に配置。
ケース右にあるセンサーボタンと矢印/文字は防火服のリフレクターを模しており、各ボタン周辺のリング、ダイヤル、「G-SHOCK」文字、ベルト裏面にもレッドが採用されています。
なお、ベルト表面には「ロープ」がプリントされ、遊環には緊急消防救助隊の文字が入ります。
裏蓋には神戸市消防局、仙台市消防局の紋章が入るというゴージャスな仕様。
このコラボレーションにあたり、仙台市消防局は「緊急消防援助隊は消防の強い絆の象徴です。『これからも一分一秒という時間を大切にしながら、全国の仲間と共に、今後の災害に備えたい』この時計にはそのような気持ちが込められています」、神戸市消防局は「阪神・淡路大震災を教訓に創設された緊急消防援助隊の制度について、より多くの方に知っていただく一つのきっかけになればと思います」と語っており、カシオ、そして両消防局との想いが詰まった究極の一本だとも言えそうですね。
GW-9400はこんなG-SHOCK
GW-9400は方位、気圧/温度、高度を計測する3つの「トリプルセンサーVer.3」を備え、計測値を40本記憶できる「タイムスタンプ」を持つことが特徴。
グローブを装着した状態でも操作しやすい大型ボタン、そしてボタンガードシリンダーを持ち、ベルトには強靭な「カーボンファイバーインサート」構造を採用するなど、デザイン/仕様ともにとことんタフ。
そして太陽電池を備えた「タフソーラー」、電波を受信して自動で時刻を合わせる「マルチバンド6」も合わせ持ち、まさに「全部入り」とも言える仕様です。
デザイン面においてもボタン、そしてビスを効果的に見せる意匠が与えられ(加えてビスはすべて中心線を向くなど精度も高い)、高い人気を誇るモデルでもありますね。
なお、このレンジマンには「Love The Sea And The Earth」モデル、”GW-9405KJ-5JR”も存在し、こちらはハーフスケルトン外装にブラックのビス、ボタンが与えられており、近年のカシオらしい、細部にまでこだわった仕様を持っています。
ちなみにデザインイメージは「オカピ」。
VIA:CASIO