| 新型サブマリーナは一部ではあまり評判が良くないようだ |
さて、ロレックスは2020年新作を発表したばかりではあるものの、すでに腕時計メディアには実機が届いているようで、ネット上ではいくつかのレビューが登場しています。
今回はそんな中でも「グリーンサブ」についてのレビューを紹介したいと思いますが、このレビュワーは「ロレックスはモデルチェンジに失敗したんじゃないか」ともコメント。
なお、ほかのレビュワーも新型サブマリーナーに疑問を呈するケースがいくつか見られ、新型サブマリーナーは万雷の拍手をもって迎えられたわけではないようですね。
旧グリーンサブの価格は新グリーンサブの価格を受けて高騰中
日本における旧グリーンサブ、116610LVの価格は新型グリーンサブが登場した後に高騰しており、これもやはり「旧型の方が良かった」と思う人が多いからなのかも(単にディスコンになるだけで価格が上がるのがロレックスでもある)。
ちなみにぼくは旧グリーンサブを持っているのですが、「売るのは今のうち」と考えていて、近日中に売却しようと考え中。
ロレックスの腕時計において、ディスコン(廃盤)になると末端価格が一時的に上がるものの、その後に新型が出回ると価格が落ち着く傾向に。
そして買取価格についてはディスコン直後がピークとなることが多く、その後は買取価格が(店頭価格以上に)下がってゆき、買取価格と店頭価格との乖離がどんどん大きくなってゆく傾向があると認識しています(現行モデルは、買取価格と店頭価格との乖離が比較的小さい)。※よって、多くの場合はディスコン直後が買取価格のピークだと考える
新型グリーンサブはこう変わった
そして動画では実際に新旧サブマリーナーを比較したレビューを行っていますが、愛称については「サーミット(Cermit)」と呼んでいますね。
これは「セラミックベゼルのカーミット」ということですが、カーミットは先々代(初代16610LV)グリーンサブの呼称であり、今回のモデルチェンジで「ブラックダイヤル」に戻ったグリーンサブにはぴったりの呼称かもしれません。
なお、カーミットとはセサミストリートに登場する、全身緑のカエルを模したキャラクター。
その後のグリーンサブ(116610LV)は「ハルク」と呼ばれていますね。
参考までに、初代グリーンサブはサブマリーナー50周年記念モデルとして発売されたもので、「グリーン」はロレックスのコーポレートカラーを反映させた仕様です。
実はサイズ的にはあまり変わっていない?
新型サブマリーナーの変更点は主に「ケースサイズが41ミリにアップ」「ムーブメント変更」というものですが、今回の動画では見た目に焦点を当てて新旧モデルの比較を行っています。
まずはベゼル幅について、新型サブマリーナーは40.5ミリ、旧型サブマリーナーでは40.2ミリ。
ケース径の拡大幅に比較するとベゼルはさほど大きくなってない、ということがわかります(おそらくダイヤルもほぼ変わらない大きさだと思われ、よってエクスプローラーIIのように間延びした印象はない)。
厚さも変わらず両者とも12ミリ。
そして縦方向のラグの端と端だと新旧サブマリーナーでサイズは変わらず。
逆に変わった部分は?
横方向のラグ(外側)幅はけっこう変わっていて、新型サブマリーナーが27.5ミリ、旧型サブマリーナーが26.7ミリ。
ラグの形状も変わっていて、新型サブマリーナーのほうが「細い」形状を持っています(ぼくは旧型のゴツいラグ形状が好きだった)。
ただし横から見るとラグ先端の形状はほぼ同じ(ヨットマスターのように、ラグが下側に向けてカーブしていない)。
実はもっとも大きく変わったのは「バックル幅」。
新型サブマリーナーでは18.83ミリ、旧型サブマリーナーでは17.63ミリなので、1ミリ以上も差があります。
こちらは参考までに、腕周り15センチと腕周り17センチの人が着用した状態です。
参照:Jenni Elle