
| ロレックスではもう100万円以下で購入できるモデルがほとんど残っていない |
おそらく今後もモデルチェンジや追加モデルにて付加価値を向上させ、その価格を上げ続けるだろう
さて、ロレックスが今年2回めとなる価格改定を実施し、おおよそ10%という強気の値上げを行っています。
これによってコスモグラフデイトナ(126500LN)は200万円に届こうかという1,974,500円に達し、サブマリーナー ノンデイト(124060)は100万円を大きく超える1,193,500円という設定となっており、もはやその値上げはとどまるところを知らぬ、といった印象です。
なお、ぼくがはじめてロレックスを購入したのはGMTマスターIIで(1989年頃)、当時これを24万円で購入したと記憶しており、さらにデイトナは50万円を切る価格でどこにでも売っていたことを思い出すにつけ、「当時に戻って(限界まで借金してでも)買い占めたい」と思う今日このごろです。
ロレックスの新しい定価はこうなっている
そこでロレックスの新しい定価について、ざっと主なモデルを抜粋して記してみると以下の通り。
モデル名 | 型番 | 新定価(2023/9/1) |
コスモグラフデイトナ(ステンレススティール) | 126500LN | 1,974,500円 |
コスモグラフデイトナ(エバーローズゴールド/ラバーベルト) | 126515LN | 4,458,600円 |
コスモグラフデイトナ(イエローゴールド/ラバーベルト) | 126518LN | 4,005,100円 |
コスモグラフデイトナ(ホワイトゴールド/ラバーベルト) | 126519LN | 4,197,600円 |
コスモグラフデイトナ(ステンレススティール/イエローゴールド) | 126503G | 2,812,700円 |
GMTマスターⅡ(ステンレススティール/ジュビリーブレス) | 126710BLNR | 1,426,700円 |
GMTマスターⅡ(ステンレススティール/オイスターブレス) | 126710BLNR | 1,399,200円 |
GMTマスターⅡ(ステンレススティール/エバーローズゴールド) | 126711CHNR | 1,920,600円 |
GMTマスターⅡ(イエローゴールド/ジュビリーブレス) | 126718GRNR | 5,089,700円 |
GMTマスターⅡ(ステンレススティール/ジュビリーブレス)※レフティ | 126720VTNR | 1,467,400円 |
GMTマスターⅡ(ステンレススティール/オイスターブレス)※レフティ | 126720VTNR | 1,494,900円 |
エクスプローラーⅠ(ステンレススティール) | 214270 | 687,500円 |
エクスプローラー36(ステンレススティール) | 124270 | 947,100円 |
エクスプローラーⅡ(ステンレススティール) | 226570 | 1,262,800円 |
サブマリーナ デイト(ステンレススティール) | 126610LN | 1,344,200円 |
サブマリーナ ノンデイト(ステンレススティール) | 124060 | 1,193,500円 |
サブマリーナ デイト(ステンレススティール/グリーン) | 126610LV | 1,413,500円 |
ディープシー(ステンレススティール) | 136660 | 1,851,300円 |
ディープシー(ステンレススティール/ディープブルー) | 136660 | 1,892,000円 |
ヨットマスターステンレススティール/プラチナ) | 126622 | 1,604,900円 |
ヨットマスター42(イエローゴールド) | 226658 | 3,813,700円 |
スカイドゥエラー(ステンレススティール/ホワイトゴールド/ジュビリーブレス) | 336934 | 2,071,300円 |
スカイドゥエラー(ステンレススティール/ホワイトゴールド/オイスターブレス) | 336934 | 2,071,300円 |

こうやって見ると改めて「ロレックスの価格はとんでもないことになってるな・・・」という印象ではありますが、さらに驚くのはこの状況でも「定価では購入できず」二次流通価格が高止まりしていること。
100万円以上という値段の腕時計はサラリーマンにとってはかなり高価な買い物だとは思うものの、ここまでホイホイと売れることにもびっくりですね。
なお、ウワサでは腕時計の販売本数が世界的に現在減少傾向にあるといい(おそらく中国での販売が減っている)、その減少に伴って売上高/利益が減少するのを防ぐため、いずれの腕時計ブランドも値上げ(単なる値上げの場合もあり、また付加価値を付与しての値上げもある)を行って販売単価を上げていると聞きますが、もしそうであれば、この傾向は今後も加速こそすれ、収まることはないのかもしれません(そしてロレックスも高付加価値モデルを投入し、単価を上げてくるだろう)。
一方、オーデマ ピゲは珍しく「値下げ」
腕時計業界では「ひたすら値上げ」が続く状況ではありますが、そんな中で珍しく値下げを行ったのがオーデマピゲ。
オーデマピゲは年初にかけて「この先も大幅なインフレが続くだろう」と見越してガツンと値上げを行ったものの、その後いったんインフレが(予想よりも)落ち着き、よって一部モデルについては値下げを行っています。
たとえば、ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ(Ref. 26420SO.OO.A600CA.01)だと5,280,000円から5,225,000円へと若干ですが値下げがなされており、ほかのモデルについてもいくつか値下げが見られます(ただ、ほかの腕時計ブランドにはこの傾向は見られない)。

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参照:ROLEX