オメガが新作「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号」を発売。これまで以上に精緻に月面を再現、スモールセコンドの針にはなんとミニチュアロケットも

｜　「ダークサイド オブ ザ ムーン」シリーズは発売以来、ずっと欲しいと思いつつも未だに購入できていない　｜

いいかげんどこかで購入しないと価格が上がってゆくばかりである

さて、オメガが新たなる「ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号（310.92.44.50.01.001 / 2,200,000円）」を発売。

これは2018年に発売された同盟モデルの進化版ということになりそうですが、当時でさえ「ダークサイド オブ ザ ムーン」シリーズの最高傑作と言われたアポロ8号の「さらに上を行く」仕様を持っており、ここでその詳細を見てみましょう。※先代の価格は114万円だったのでおそろしく価格が上がってしまった

オメガ スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号はこんな腕時計

このダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号につき、そのケース素材はセラミック（42.25ミリ）、搭載されるムーブメントはキャリバー「オメガ3869（手巻き）」、パワーリザーブは50時間。

もちろん1968年にはじめてアポロ8号が月の裏側に到達した記念モデルとなり、ケースバックにはその日付（1968年12月）、そしてジム・ラヴェル操縦士の語った有名な言葉、”WE WIKK SE YOU ON THE OTHER SIDE”の文字が刻まれます。※先代と比較すると文字に改行が入るなどの変更がある

ダイヤルはオメガにしては珍しい「スケルトン」ですが、ムーブメントの地板とブリッジにはレーザーエングレービングにて「月面」が再現されており、これは先代に比較すると「より精緻に、より立体的に」。※先代に用いられていたのはキャリバー1869だった

ムーブメント裏面にも同様に「月面加工」。

なお、このレーザーエングレビングはオメガが好んで用いる手法のひとつであり、「アクアテラ ワールドタイマー」にも用いられていますね。

ただしこのスピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号にて最大のトピックはこの「サターンVロケットを模した針」。

9時位置のスモールセコンドには回転レーザー加工にて作られたチタン製のサターンVロケット（カラーリングも再現され、機体にはUSAの文字も入る）が取り付けられていますが、こういった「ミニチュア」を再現した仕様はオメガだとかなり珍しい（他には思い浮かばない）と思います。

そのほかのディティールでは、サテン仕上げのケースにポリッシュ仕上げのベゼルにプッシュボタン、イエローの針にインデックス、グラン・フー・エナメルによるタキメーター上の文字といった特徴も。

なお、ストラップは先代同様に「ブラックにパンチング、イエローのアクセント」ではあるものの、先代では「カーフ」、新作では「ラバー」。

ケースバックのサファイアクリスタルは「バブル」形状を採用しており、月面を連想させる仕様です。

なお、この「ダークサイド オブ ザ ムーン」シリーズは”ぼくの考える欲しい腕時計”の上位に（常に）ランクされているものの、未だに購入したことはなく（このあたりはIWCパイロットクロノ、タグ・ホイヤー・モナコと同じである）、そして購入をためらっている間に「アレヨアレヨ」という感じで価格が上がっていて、いいかげんこのあたりで仕込んでおかないとな、とも考えています。

オメガ スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号のプロモーションムービーはこちら

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参照：OMEGA