Image：Bell & Ross
｜ ベル＆ロス（Bell & Ross）は過剰な装飾や宝飾に走らず、冷静に自身の出自を見つめる腕時計ブランドである ｜
一方で必要な機能、求められる品質には磨きをかける
さて、ベル＆ロスが新作腕時計を発表。
今回は「プロフェッショナル」シリーズに属するBR-03から2モデルがリリースされており、それぞれ詳細を見てみたいと思います。
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BR-03 Diver Lum Outlineはこんな腕時計
そしてまずひとつめはBR-03 ダイバーラム アウトライン（825,000円）。
ケースサイズは42ミリ、素材はセラミックで、「掟破り」の角形ダイバーズウォッチの新作ですね。
Image：Bell & Ross
もともとベル＆ロスは「航空機の計器」をモチーフとしたデザインを採用していますが、その根底にあるのは「視認性の追求」であり、そしてこのBR-03 ダイバーラム アウトラインはそのコンセプトを最大化したデザインを持っています。
Image：Bell & Ross
なお、視認性を追求したブランドとしてはパネライが存在し、パネライが（視認性最大化のために）採用した手法が「サンドイッチ文字盤」。
これは発光体と周辺との境界をより明確にすることで夜光塗料を明確に見せるための手法ですが、これが同ブランドのひとつの特徴及び排他性となっています。
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一方のベル＆ロスは比較的最近誕生したブランドということで、夜光塗料の性能が向上した時代ならではのメリットを活かして別のアプローチを取っており、「文字盤全体が光る」「ケースそのものが光る」といったシリーズを発売していますが、今回の新作では「アウトライン」の名の通り、アプライドインデックスや針を「アウトライン」によって浮かび上がらせるという手法を採用することに。
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ベル＆ロスが「全部光る」とんでもない腕時計を発売した！最近のベル＆ロスは原点に戻ってその輝きを取り戻したようだ
｜ 「高級化」はいったんさておいて、”視認性””航空機”に集中 ｜ https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49869706438/in/datepos ...
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さらには同社の思想の一つでもある「レス・イズ・モア」を視覚化し、「必要な情報だけを瞬時に読み取れる」仕様となっているようですね。
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なおケースバックはダイバーズウォッチということもあって「非スケルトン」。
Image：Bell & Ross
バックルはブラックのPVD仕上げです。
Image：Bell & Ross
BR-03 radiocompassはこんな腕時計
そしてもう一つの新作がBR-03 ラジオコンパス（583,000円）。
こちらもケースサイズは42ミリ、やはり素材はブラックセラミックですが、ダイバーズウォッチとしての堅牢性が不要なためか価格がかなり抑えられています（ベル＆ロスは、値上げ相次ぐこの業界において価格を可能な限り抑えている良心的なブランドである）。
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この「ラジオコンパス」とは、航空機が飛行する区域の無線局の情報に基づき自身の位置や方角を確認するためのデバイス「ラジオコンパス」に由来しており、夜間や悪天候時など「視界による判断ができない状況」においてパイロットを的確に目的地へと導きます。
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実際のところ、この腕時計のデザインは航空機に装備される本物の「ラジオコンパス」を正確に模しており（ベル＆ロスの腕時計にはこういった例が少なくない）、しかしラジオコンパスの針が持つ役割を「時針、分針、秒針」へと割り当てることに。
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ベル＆ロスが航空機の計器に採用されるジャイロスコープのデザインを「そのまんま」落とし込んだ新作「BR-03 ホライゾン」を発売
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そして文字盤上の数字の配置もまた独特で、一種独特の雰囲気を醸し出しているようですね。
Image：Bell & Ross
この腕時計は「（航空機に装備される）ラジオコンパス」を知らない人にとっても「ポップで楽しそう」な印象を与える一本ではありますが、暗所では「インデックスがブルー」「分針がグリーン」そして時針は「最初はイエロー、その後はグリーンに」光るといい、昼夜問わずオーナー、そして見るものを楽しませてくれる製品だと思います。
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参照：Bell & Ross