Image:Bell&Ross
| 航空機では「視界ゼロ」時にその指針となる計器ではあるが、こと「腕時計」となるとさすがに時間を読みづらそう |
それでもなかなかにユニークな腕時計であることは間違いない
さて、ベル&ロス(Bell & Ross)がBR-03「計器時計ファミリー」最新作、「BR-03 Horizon(ホライゾン)」を発表。
このBR-03ホライゾンは見ての通り航空機の計器として採用される「水平計(姿勢指示器)」をイメージした文字盤を持っていますが、これまでもベル&ロスは「レーダー」「方位計」「高度計」など様々な計器をモチーフとした腕時計を発売しています。
ベル&ロス新作腕時計「BR-03 ホライゾン」はこんな腕時計
そこでこのBR-03ホライゾンを見てみると、「ライトブルー」は空、「ブラック」は地球、「レッド」は航空機の翼を指しており、これは”視界ゼロ”における飛行の際に重要な指針となるジャイロスコープそのまんま。
ただし腕時計なので実際には「水平」ではなく「時刻」を刻むことができ、ホワイトの針は分、ブラックの針は秒、オレンジの針は「時」を示しています(”時”だけは読み取るのに慣れを要しそうである)。
ケース素材はブラックセラミックそしてマイクロブラスト仕上げ(マット)、ケース径は41ミリ。
搭載されるムーブメントはBR-CAL.327.(パワーリザーブ54時間)。
ピンバックルはステンレス製ですが、ケースと同じ質感を持たせるべくマイクロブラスト&ブラックPVD仕上げが施されます。
なお、ベル&ロスはブランド立ち上げ当初から「替えベルト」をほとんどのモデルに付属させていることでも知られますが(このBR-03ホライゾンにもオレンジのファブリックストラップが付属する)、現時点でも「クイックリリース」が採用されておらず、できることならばクイックリリース機能を装備させてほしいところですね(同様にケースバックのスケルトン化も期待したい。ただしスクエアケースではデザイン的整合性をもたせることが難しい)。
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参照:Bell & Ross