G-SHOCKに「豊田章男仕様」が登場、”モリゾウ G-SHOCK スペシャルエディション”として22,000円にて限定販売

Image：Toyota Gazoo racing Official Shop

｜　トヨタとカシオ（G-SHOCK）とはなにかと縁が深い　｜

ランドクルーザー仕様のGショックも過去にはなんどか発売済み

さて、豊田章男トヨタ自動車会長がモータースポーツ参戦時、そして個人的な活動を行う際に使用している名義がモリゾウ（MORIZO）。

そして今回はそのモリゾウこと豊田章男会長とカシオG-SHOCKとのコラボ腕時計が限定にて販売開始されていますが、これはカシオがモリゾウ・チャレンジカップのスポンサーでもあることから実現したコラボレーションなのだそう（ランドクルーザーとのコラボによるGショックも存在し、トヨタとカシオはつながりが深いのだと考えられる）。

モリゾウ G-SHOCK スペシャルエディションはこんな腕時計

今回発売された「モリゾウ G-SHOCK スペシャルエディション」は随所に特別な仕様が盛り込まれ、本体カラーはブラック、そしてベルト（バンド）やベゼル上の「G-SHOCK」文字は豊田章男氏のパーソナルカラーであるイエロー、そして遊環はブルーという仕様です。

加えてバックライト発光時には「Morizo」文字が浮き上がり、ケースバックにはモリゾウの似顔絵が刻印されるなど「腕時計全体でモリゾウを表現」しています。

もちろんケースも専用のデザインを持っており、まさに「ファン必携のコレクターズアイテム」といった感じですね。

Image：Toyota Gazoo racing Official Shop

なぜ豊田章男会長は「モリゾウ」を名乗るようになったのか？

そこでなぜ豊田章男会長が自ら「モリゾウ」と名乗り、それを全面に押し出すことになったのかについてですが、おおよそ以下の理由が通説として語られています。

1. 正体を隠すため: 豊田章男氏がトヨタの副社長だった2007年、ドイツにて開催されたニュルブルクリンク耐久レースに出場する際、「危険なのに立場が分かってない」「道楽だ」といった冷たい目で見られることを避けるため、なるべく目立たないようにと「モリゾウ」という名前を使い始めた。
2. 「愛・地球博」のマスコットにちなんで: 「モリゾウ」という名前は、豊田章男氏の父である豊田章一郎名誉会長が運営組織のトップとして心血を注いだ2005年の「愛・地球博（愛知万博）」の公式キャラクター「モリゾー」に敬意を評したもの。
3. 本音を語るためのツール: 当初は正体を隠すための名前ではあったものの、次第に企業トップの立場では言えない本音や、よりクルマ好きとしての素の部分を語るためのコミュニケーションツールとして活用されるように。※豊田章男氏自身も「モリゾウは豊田章男の素の部分を引き出してくれる」と語っている
4. 社内の風通しを良くするため: 社内にも「モリゾウさん」という呼び名が浸透し、社員との距離感が縮まり、自由闊達な雰囲気で柔軟な発想のクルマづくりにつながることを期待している。

このように、「モリゾウ」という名前は、当初「隠れ蓑」として使用され始めたものの、その後には豊田章男氏のモータースポーツへの情熱、そしてクルマづくりに対する強い思いを象徴する特別な意味を持つものとなり、今ではすっかり市民権を得た愛称となったことがわかりますね。

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参照：Toyota Gazoo racing Official Shop