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トヨタ「もし新型スープラをBMWと共同ではなく単独で開発していたら、1000万を軽く超えていただろう」。この価格でこの性能のクルマに乗れることに感謝

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| スープラ開発担当は直6エンジンサウンドを高く評価 |

トヨタのスポーツ車両統括責任部長、多田哲哉氏が語ったところによると、「新型スープラをもしBMWと共同開発しなかったならば、その価格は軽く1000万円を超えていただろう」とのこと。

加えて、「1000万円を超えるようなクルマは、トヨタの想定する目的を超えるセグメントだ。だからこそ、クルマがより高価になるカーボンファイバーなどの素材は使用していない」ともコメント。
たしかに新型スープラにおいては”この価格で売る”というターゲットプライスが前提としてあった、とも報道されています。

スポーツカーの開発にはお金がかかる

現在はスポーツカー「冬の時代」でもあり、販売台数が期待できない時代。
スポーツカー自体は「速く走る」という目的のためにつくられているクルマではありますが、「セダンやコンパクトカー、ミニバンとは異なって、生活感を感じさせないアクティブなクルマ」、つまり”別の選択肢”として選ばれていた側面も。

ただし現在では、その「生活感を感じさせないアクティブなクルマ」として選ばれるのはSUVでもあり、スポーツカー販売減少の理由は「SUVの台頭」なんじゃないかとも考えています。

よって各メーカーともスポーツカーラインナップを減少または消滅させていて、つまりスポーツカーはビジネスとして「全く儲からない」というのが既定路線。

しかしながらスポーツカーを残すということは、上述の「スポーツカー=生活感を感じさせないアクティブなクルマ」というイメージ同様、そのメーカーのイメージを「夢を持ち、活力があり、ほかのメーカーとは異なる」ものへと押し上げてくれるわけですね(ミニバンとコンパクトカーばかりつくるメーカーには夢も希望も感じない)。

ただ、スポーツカーは多くの専用パーツを持ち、セダンやミニバンに比較すると非常に大きな負荷がクルマにかかるため、そのコストがどうしても増加しがち(高い強度が必要であり、そのメーカー内にて他のクルマと共有できるパーツは限られている)。

そのためにスポーツカーはどうしてもコストが高くなるわけですが、そのコスト増を吸収するための手段が「他メーカーとの共同開発」。
トヨタはすでに「86」にてスバルとこれを経験済みですが、新型スープラについてはBMWと共同開発を行うことでコスト増加を防いでいる、ということになります。

トヨタがBMWを選んだのは「直6エンジンを持っていたから」

なお、トヨタがBMWをパートナーに選んだのは「直6エンジンを持っていたから」だと語られていますが、それはスープラが代々直6エンジンを採用シてきたから(トヨタ自身は直6を現在持っていない)。

そしてトヨタ本社は多田氏に「BMWへ行って来い」と命じられてBMWと話し合い、2012年6月29日にプロジェクトをスタート。
その後協議を重ねて2014年におおよそのディメンションやパッケージングを決め、その後は独自にセッティングを詰めた、とされています。

実際のところスープラとBMW Z4とは多くを共有していると思われ、エンジンはもちろんトランスミッションも同一。
ホイールベースも同じなのでサスペンションも基本的に共通していると思われますが、トヨタは「スープラはZ4とは異なる、独自のセッティングを持つ」とも語っていますね。

なお、多田氏は今回「BMWとのパートナーシップ」の結果としてのスープラには満足しているようで、「このエンジンは素晴らしい。サウンドも優れる」とコメント。

実際にスープラに積まれる直6エンジンの評価は高く、このエンジン”B58”を搭載するクルマにこの価格で乗れる、というのはまさに「共同開発の賜物」だと言えそうですね。

Source: Jalopnik

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