| ポルシェはクラシックモデル、そしてそのオーナーを大切にしている |
ポルシェのクラシックカー専門部署、「ポルシェクラシック」が700種以上ものドライバーズマニュアル含む説明書を新たに復刻した、と発表。
ポルシェクラシックではこれまでにもいくつかのマニュアルを復刻し、かつパーツのオンライン検索や「昔っぽい」デザインのカーナビゲーションシステム、クラシカルなトレッドを持つタイヤなども再販しています。
ポルシェはクラシックモデルの「メンテナンス方法」「整備方法」についても紹介
さらにポルシェはパーツだけではなく、クラシックモデルを手にするオーナーのためにそのメンテナンス方法などを記したコンテンツも拡充するなど、その価値を維持するために惜しみない努力を払っている模様。
なお、ポルシェは非常に耐久性の高いクルマであり、今までに販売した台数の70%以上が「現役で」走っていると言われます。
そしてポルシェならではの現象として「最新のポルシェを購入した人がポルシェのファンになり、過去のモデルへと買い換える」というものもありますが、それだけ「過去のモデルの方が、凝縮されたポルシェのエッセンスを持っている」もしくは「クラシックモデルの方が”ポルシェ純度が高い”」ということになるのかもしれません。
今回再発行されたドライバーズマニュアルについては、1952年の356に始まり、996世代までのすべての911を網羅。
それらはポルシェクラシックのオンラインショップでも購入が可能となりますが、同オンラインショップでは車載工具や車検証入れといったものまでが揃えられており、ポルシェがいかにクラシックモデル、そしてそれらを所有するユーザーを大事にしているかがわかりますね。
そのほかだと自身でメンテナンスを行なったり、そしてレストア業者にとっても便利な技術解説書やパーツカタログ、塗装に関するデータなども利用可能に。
特に技術解説書だとエンジンのセッティングやサスペンションの設定、ボディ各部のデータについても言及していて、ここまでのデータを公開するのはポルシェならではかもしれませんね。
ここまでパーツが揃うと「新しいクラシックポルシェ」を作れそう
ぼくはクラシックポルシェを購入する予定はありませんが、ここまできっちりしたものが揃っていると「コレクション」として手に入れたいと思わせるものもあります。
なお、クラシックポルシェ用のパーツだとこんなものも。
伝統のフックスホイールも復刻されていますね。
ちいさなパーツだと、ピンやナット、ワッシャーまで。
このあたりはポルシェのこだわりを感じずにはいられない部分です。