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異様なディフューザー装備のBMW M8 GTE公開。6年ぶりにル・マンへ挑戦

2017/09/14

BMWが「M8 GTE」を公開。
これは今までレースに投入していたM6 GTLM(けっこう速かった)とZ4 GTEに代わるもので、今後ル・マン含む各種レースに参戦することになるモデル。
エンジンは4リッターV8ツインターボで市販モデルのブロックとシリンダーをベースとしており、出力は500馬力。
トランスミッションは6速シーケンシャルとの組み合わせ。

GTEクラスはGT2クラスを引き継いだカテゴリですが、参戦できるレースが少なく、そのため2017年からは世界選手権化したり,、予選でスプリントレースを開催したりしており、今後注目されるカテゴリでもあります。

GTEクラスの参戦車両としてはフェラーリ488 GTE、フォードGT、ポルシェ911 RSR、シボレー・コルベットC7R、アストンマーティン・ヴァンテージGTEなど。

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2017年からリアの空力規定が変更され、そのためにリア周りが特殊な形状となっている車が多く、このM8GTEも例外ではないようですね。

今回の変更によって、どの車もディフューザーが大型化しており、たとえばフォードGtはこんな感じ(完全にとって付けたような印象)。

ポルシェも「911R」をリアエンジンからミドシップへと変更していますが、その理由の一つがこのディフューザーで、リアエンジンの場合は(エンジンの位置が車体の一番後ろなので)ディフューザーの形状やサイズの自由度が低く、しかしミドシップであればこれが比較的自由に設計できる、という利点があります(その後の911RSRの活躍は周知の通り)。

ボディやシャシーにはカーボンファイバーを多用しており、これによって重量は1225キロを達成し、じつにレギュレーションを50キロ以上下回る数字に。

デビューは来年1月のIMSAウェザーテック(北米)、WECのヨーロッパラウンドとなる予定で、ル・マンには2011年以来の挑戦を行う、としています。

大きな空力パーツが目立ちますが、いずれのパーツもBMWらしく美しくデザインされていますね。

この「外側からミラーハウジングを支える」形状はレースカーにおいてときどき見かけますが(ウラカンGT3もこの形状)、なぜこの形状なのかは不明。
ステー部分を長く取れることで整流効果(もしくはダウンフォース獲得)があるのかもしれません。

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