|まさにアメリカンマッスル。1970年で既に425馬力を発生していたトンデモマシンがオークションに|
プリマス・スーパーバードがオークションに登場予定。
この「プリマス・スーパーバード」は同じプリマスの「ロードランナー」をベースにノーズをシャープに、そして巨大なリアウイングを取り付けた車。
当時NASCARに参戦するためのホモロゲーション取得用として1969年から生産されたものですが、合計で2000台ほどが販売された、と言われています。
製造から48年が経過するも、新車時の書類は全て完備
エンジンはHEMI 7リッターV8エンジンで425馬力を発生し、0-100キロ加速は5.5秒というアメリカンマッスルの代名詞というような車。
今回出品されるプリマス・スーパーバードは完全オリジナル状態を保っており、オーナーはこれまでに三人。
製造は1970年で塗装も当時そのままのレッド(ノーズのみ再ペイントしている、とのこと)。
インテリアもオリジナルのままで、バケットシートにブラックのビニールレザー、ステアリングホイールまで当時のまま。
さらに当時の書類も完全に揃っており、ウインドウに貼られた検査ステッカーも当時のまま。
メーカー(プリマス)からディーラーへと納入された際のインボイスや販売に関する書類も完備。
製造から48年が経過しようという車においてこれは「奇跡」と言えるもので、登録から数年の中古車であってもここまで書類が揃うのは非常に珍しい、と思います。
今回予想落札価格については明かされていないものの、最近の落札相場は3900万円から1億2000万円まで。
ただし今回のスーパーバードはこれまでの個体に比べると「最も条件の良い」物件だと言え、「億」を超えるのは間違いないかもしれませんね。