【競売】今まで見た中で一番格好良いフェラーリF12tdfが登場。淡いブルーにフレンチストライプ

｜　そのカラーリングにおけるセンスはピカイチ　｜

今まで見た中ではもっとも格好良いと思えるフェラーリF12tdfがオークションに登場予定。
淡いブルーのボディカラーにフレンチトリコロールを配した車で、ホイールはゴールド、ブレーキキャリパーはイエロー。
つまり一台の車の中に「ライトブルー、ブルー、ホワイト、レッド、イエロー、ゴールド」とい6色ものカラーが用いられていることになりますが、それでもこのまとまり感はハンパなく、オーナーの優れたセンスが伺えます。

フェラーリF12tdfってどんな車？

フェラーリF12tdfは当時のフェラーリにおけるフラッグシップV12モデル、「フェラーリF12ベルリネッタ」のハードコアバージョンで、軽量化（-110キロ）に加えてパワーアップ（＋40馬力の780馬力へ）が施され、限定250台にて発売されています。
発表時にはすでに完売しており、このF12tdfについてもフェラーリが直接、「購買に値する顧客」へと事前に声をかけるという販売手法が採用されたのかもしれません。

tdfは「ツール・ド・フランス」の略で、これはフェラーリが活躍した1950-1960年代のレースに冠された名称に由来。

このフェラーリF12tdfについてはオプション総額1400万円ほど。
予想落札価格は1億5000万円と見られ、おそらくはフェラーリF12tdfの「最高落札金額」を更新することになりそう。

このフェラーリF12tdfの細部を見てみよう

このボディカラーで「ゴールド」のホイールを選択するセンスには脱帽。

「フレンチ・レーシング・ストライプ」。

前後バンパーにはカーボンファイバー製パーツ多数。

フレンチ・レーシング・ストライプはフロントフードからテールゲートまで。

フロントフェンダー上のフェラーリ・エンブレムは「ハンドペイント」。

イエローのブレーキキャリパーはフェラーリ・エンブレムのカラーともマッチ。

ダウンフォース強化のためのスポイラー。

シールド・エンブレムはかなり大きめのサイズ。

リアトランク。
ボディカバーが入っているようですね。

今となってはレトロなアナログメーター。

インテリアはカーボンファイバー＋アルカンタラ。
アクセントカラーはレッド、ステッチはイエローとなっています。
キーも現在では珍しい「差し込み式」。
ときどき、この「キーをシリンダーに差し込む」という行為を懐かしく思うことがあります（ただしフェラーリF12tdfのエンジンスタートはキーを”捻る”のではなく、ステアリングホイール上のプッシュボタンにて）。

エアコン吹き出し口。
このリング部分のカラーがレッドではなくフレンチトリコロールだったなら、と思います。

F12tdfのロゴ。

消化器にはアルカンターラのカバー！

ルーフやバルクヘッド、サンバイザーまで徹底してアルカンターラ。

ボディにはあれだけ美しいカラーリングを持ちながら、内装には一切それを反映させておらず、これはオーナーさんの「こだわり」なのでしょうね。

ドア内張りもカーボン＋アルカンターラ。

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フェラーリF12tdfはこれまでの限定フェラーリとは異なり、「レッド」が比較的少ないモデル。
ブルーやグリーン、グレー、イエローなど様々なボディカラーが見られ、ストライプも多用なカラー、形状が見られる車です。
もしかすると、その前に登場した「フェラーリ458スペチアーレ（これはストライプが特徴的だった）の影響があったのかもしれませんね。