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ダッジ・ヴァイパー生産工場はヒストリックカーの展示スペースに。現在整理中につき、工場内にあったものが大量に競売へ

2018/03/29

| ダッジ・ヴァイパーの工場はヒストリックモデルの収容スペースに |

ダッジ・ヴァイパーはついに生産終了となりましたが、FCA(フィアット・クライスラー)はその生産工場をヴァイパー含むFCAのヒストリックカー展示スペースとして生まれ変わらせる、とのこと。
これは地名をとって「Connor Center」と呼ばれることになりますが、およそ400台もの車を収容できる、としています。
ただ残念なのは、これらコレクションは一般には公開されないこと。

ヴァイパー関連グッズが大量処分

あくまでも収容された車たちは従業員と会社がその歴史を共有する場だとしており、今のところ従業員以外だと入れるのはメディア関係者のみ。

現在は工場内を整理している最中だそうですが、FCAはこれに伴い不要物を4月にオークションにかける、とも発表。
出品物は1800アイテムにも上り、すでにその内容が公開されています。

そのほとんどはヴァイパーに関係するものばかりですが、中には同じ工場で作られていた「プロウラー」関連グッズも。
モデルカー、ポスター、フラッグ、ボディカバー、Tシャツ、キーホルダー、ステッカー、バッグといった販促物がメインのようですが、中には「木彫りのヴァイパー」といった珍品もリストアップされています。

ダッジ・ヴァイパーはこんなクルマ

なおヴァイパーは1991年に登場し2010年にいったん販売終了。
その後2012年に「SRTヴァイパー」と名を変えて登場するも2014年に「ダッジ・ヴァイパー」に戻り、そして2017年に販売終了。
エンジンは8リッターV10(のちに8.4リッターへと拡大)で、これは当時クライスラー傘下にあったランボルギーニの設計。
足周りの設計にもランボルギーニが関与した、とされていますね。

プロジェクトを始動したのは生粋のカーガイとして知られるボブ・ラッツ氏だと記録されており、同氏は「プロウラー」などマニア向けするクルマを多数企画。

もともと一般的な使用を考慮しておらず、初期モデルは外側からフロントフードをあけることができたり、サイドウインドウがビニールだったりとセキュリティはガバガバ。

シェルビー・コブラを意識していたためかネーミングも「ヴァイパー(毒蛇)」と過激で、まさにアメリカンマッスルの象徴ともいえるクルマでもあるため愛好家も多く、販売終了時には「在庫をすべて買い占める」ディーラーも登場したほどの人気を持つ車でもありますね。

一度だけ運転したことがありますが、クラッチは意外と軽く、トルクが以上に太いために街中ではせいぜい3速まで使用することがあればいいほう、ということが記憶に残っています。

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