| 13年前のNSX、最新型のシビック・タイプRがガチンコ勝負 |
初代ホンダNSXと最新モデルのシビック・タイプRとを競わせた動画が公開に。
スペックを比較するとNSXに勝ち目はない勝負ですが、まずはスペックを比較してみましょう。
エンジン:V6/3.2リッター自然吸気
出力:280馬力
車体重量:1350キロ
トランスミッション:6速MT
0-100キロ加速:5.2秒
エンジン:直4/2リッターターボ
出力:320馬力
車体重量:1390キロ
トランスミッション:6速MT
0-100キロ加速:5.7秒
加速二本、ブレーキング一本の三本勝負
今回テストに使用したNSXは2005年モデルで、「Ⅲ型」。
対するホンダ・シビックタイプRは2018年モデルとなっており、その差13年。
スポーツカーにおける13年は大きく、いかにNSXが伝説といえども、FFでニュルブルクリンク最速クラスとなるシビック・タイプRには勝てまい、というのが動画を見る前のぼく。
出力ではシビックタイプRのほうが40馬力も高く、重量もにおいてもシビックタイプRは40キロ重いだけ。
シビック・タイプRのターボパワーにかかればNSXといえども歯が立つまいと考えていたものの、停止状態からのスタートではなんとホンダNSXが圧倒的に優勢。
たしかにミドシップならではのトラクションもあり、40キロ軽くはありますが、最先端のトラクションコントロールを持つシビック・タイプRを置き去りにしてのスタートを切っています。
ただしそこからのシビック・タイプRの追い上げは凄まじく、ゴール近辺では僅差となっており、ゼロヨンタイムだとNSXが13.5秒、シビック・タイプRは13.6秒。
二本目は走行状態から加速を競う「ローリングスタート」。
時速100キロからの勝負開始ですが、これはもうシビック・タイプRの圧勝で、おそらくシビック・タイプRはターボエンジンのトルクにモノを言わせたオープンレシオなギア比になっていると思われ、そのため高速域では有利なのではないかと推測。
対するNSXは自然吸気エンジンであり、加速重視型のクロスレシオ(そして高速には意外や向いていない)なのかもしれません。
ただ、NSXのほうが最高速は高いはずなので、5速や6速が「オープン」なのかも、と思います。
そして最後は「ストッピングパワー」。
こちらも驚くべきことに13年前のNSXが最新のシビック・タイプRとほぼ同じ距離で静止。
ABSやボディ剛性ではシビック・タイプRのほうが有利だとは思いますが、NSXは等々に優秀なブレーキを持っていると言えそうです。
それでは動画を見てみよう
こちらがNSXとシビック・タイプRの対決動画、「Honda Civic Type R vs Old NSX – DRAG RACE, ROLLING RACE & BRAKE TEST | Head-to-Head」。
NSXの健闘ぶりには目を見張るものがあり、今なお高い価値を誇っているのも十分に理解できる内容となっています。
あわせて読みたいホンダNSX/シビック・タイプR関連投稿
初代ホンダNSXに乗る男、ショーンさん。そのライフスタイルと熱い想いを動画にて
なぜ?クラリオンが初代NSXをレストア&フルチューン。機能や快適性が現代レベルにバージョンアップ
初代ホンダNSXの開発秘話公開。「スーパーカーだからといって、ドライバーが我慢する必要はない」
なんとホンダ純正、17台のみ生産されたスーパーチャージャー付き初代NSXが中古市場に登場
ホンダNSX(初代)は1500万円の価値がある?ちょっと見てみようという動画
ホンダ・シビック・タイプRの市販モデル出たよ。2リッター320馬力、生産は夏から
【動画】歴代ホンダ・シビック・タイプRのガチンコ勝負。加速だと意外に3代目が速かった
【試乗:シビック・タイプR/FK8】アダプティブダンパー、レブマッチはいいぞ。迷っているなら絶対に買いだ