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ジンガー・ポルシェ911DLSのデザイナーは「トロン」の人!どうりで未来感もあるワケだ

2018/07/19

| ジンガー・ポルシェのサウンドはカミソリのようなキレ味だ |

 

ジンガー・ポルシェ911”DLS”がグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにてヒルクライムを走る動画が公開に。
これは964世代のポルシェ911をジンガーがカスタムしたもので、DLS=Dynamics and Lightweighting Studyという意味。
エンジンはウィリアムズとメツガーとによる新設計の空冷式水平対向6気筒で、自然吸気ながらも500馬力を発生するというスーパースポーツカーです。
なお重量は990キロとされており、相当にパンチのある走りを見せてくれそう。

ジンガー・ポルシェ911DLSは1台2億円

ジンガーはこの911DLSを75台限定で生産し、1台約2億円で販売するとしていますが、あっという間に売り切れるのでしょうね(もう売り切れているのかも)。
エンジンのほかにもエアロパッケージの変更も特徴の一つとなっており、フロントリフトを防止するためのフロントスポイラー、ルーフからリアのダックテールスポイラーにエアを流してダウンフォースを得るための構造、そしてラムエアを利用したリアクオーターウインドウからの吸気など、細かな部分での調整が図られています。

今回、グッドウッド・ヒルクライムではフェニア・スーパースポーツ、ポルシェ911スピードスター・コンセプトの前に出走する姿が見られています。
ボディには「70」の文字が見られ、これはもちろんポルシェの「70周年記念」を祝ったもの。

この場以外では2度と見ることができなさそうなトリオ。

会場にはホワイトのジンガー・ポルシェ911DLS、そしてウィリアムズ製エンジンの展示も。

ジンガー・ポルシェ911DLSのデザイナーは「トロン」の人

ちなみに車体のデザインはなんとダニエル・サイモン氏。
同氏は2000年にランボルギーニとセアトにてエクステリアデザイナーを務めることでキャリアをはじめ、その後はフォルクスワーゲン、ベントレー、ブガッティ、シュコダでコンセプトデザイナーを担当し、その後は映画「トロン:レガシー(2008)」の車両デザイン、「キャプテン・アメリカ(2010)」「プロメテウス(2010)」の車両デザイン、「オブリビオン(2011)」でのポッドや飛行船のデザイン、その後はロータスのグラフィックデザイン、スペースXではコンサルタント、2014年からはジンガーのコンサルタント、2016年には無人レースカー「ロボレース」のデザインを行い、その他ワーナーやディズニー系の映画でも活躍している人物。

それでは動画を見てみよう

こちらがグッドウッド・ヒルクライムを走るジンガー・ポルシェ911DLS、「Porsche 911 reimagined by Singer debuts at FOS」。

そしてキレ味抜群のサウンド、会場にて展示される様子も収録した「NEW Porsche 911 Singer DLS 4.0 NA Flat Six 9000rpm by Williams F1 INCREDIBLE Sound @ Goodwood FOS!」。

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ジンガーが新たなカスタム・ポルシェ911を展示。「モナコ/ロンドン・コミッション」

クラシック・ポルシェをネオレトロ風にカスタムすることで有名なジンガー・ビークル・デザインが、新しくカスタムしたポルシェ911をデトロイト・モーターショーに展示。
今回ポルシェ自体はショーに不参加なので、ジンガーにとっては格好の機会になったと思われます。
画像を見るとかなり大掛かりな出展のようですが、ブースはミシュランとの共同出展のようですね。

そのためかタイヤにはミシュランのタイヤプリントが見られますが、昨今のクラシックカーブームで旧車用タイヤを発売するメーカーも多く、ミシュランもその一つなのかもしれません。

こちらのブルーの個体は「モナコ・コミッション」と名付けられ(レッドの方はロンドン・気ミッション)、すでに販売済みの個体。
モナコ・コミッションは4リッターエンジンと6速MTを持ち、オーリンズのサスペンション、ブレンボのブレーキセット、カーボン製のボディ、とサーキットを走るとさぞ楽しそうな仕様となっています。

ヘッドライトやテールランプも一部純正?と思われる当時っぽいものを使用していますが、内部は最新のものへ置き換えられたりしているようですね。

エンジンフードのルーバー奥にはホールが設けられたアクリル。
これはほかの(ジンガーがカスタムした)モデルにも見られます。

テールパイプは側面がサンドブラスト、出口付近がポリッシュ仕上げという凝ったもの。

ビレット風ドアミラー。

ステアリングホイールは当時のもの?

シートは「織柄」によって千鳥格子風のパターンが再現される、非常に手の込んだもの。
ジンガーはチェックや千鳥格子を好んで用いるようですね。

ジンガー・ポルシェは速かった。最高速度はわずか現行カレラに11キロ劣るのみ

クラシックポルシェを現代の技術で蘇らせたジンガー・ポルシェ。
一番安いものでも3000万円弱だそうですが、1億円を超えることも珍しくないようです。
今回はそのジンガー・ポルシェのオーナーが最高速をテストした動画が公開されていますが、時速283キロを記録し、これは現行911カレラにわずか11キロ劣るのみ。

とんでもないポテンシャルを持つことがこれで証明されたことになりますが、こういった「昔の車を現代の技術で蘇らせる」というプロジェクトはもっと盛んになっても良いのでは、と思います。

なおジンガー・ポルシェは基本的にフルオーダーとなり、最も人気があるのは390馬力の4リッターエンジンを搭載したカスタムで、それだと0-100キロ加速は3秒ちょっとで走ることができるそうです。

ジンガーの展示会。宝石のようなカスタム・ポルシェ911たちが大集合

ジンガーポルシェといえばクラシックポルシェを現代の技術と美的感覚で仕上げられた911として有名ですが、そのジンガー・ビークル・デザインがモンタレーにて展示会を開催していた模様。
これまでに公開されていた911タルガなどを含みますが、いずれも非常に美しく、何時間でも見ていることができそうです。

いずれも964をベースにしているようですが、単にレトロなルックスにするだけではなく現代のエンジンを使用したり、現代の加工技術を用いたりとジンガーならではのカスタムセンスが光る内容に。
リアのエンジンフードや大きな「PORSCHE」ロゴは見せ場の一つで、内装においても編み込みレザーなど芸術品といえるまでの仕上げを持つのもジンガーポルシェならでは。

要は「ポルシェの改造車」ではありますが、見事にポルシェのヘリテージを生かしており、これはポルシェも認めざるをえないだろう、と思います。

ジンガーが新たなレストア911を公開。4リッターエンジン搭載で0-100キロ加速は驚愕の3.3秒

ジンガーが新しくレストアされたポルシェ911を発表。
ニックネームは「ニューキャッスル」、1990年製の964をベースにしているとのことですが、外観においては「先祖がえり」をしていることになります。

エンジンは4リッター・フラット6で390馬力を発生し、トランスミッションは6MT。
見た目はレトロですが0-100キロ加速はなんと3.3秒(ランボルギーニ・ガヤルドよりも速い)。

ボディカラーはクリーム色で薄いブルーがアクセントに使用され、ホイールや内装には濃いブルーが使用されています。
各部の構造や形状はクラシックポルシェそのものですが、各部にジンガーならではの意匠が盛り込まれ、シートの生地やアルカンタラ素材、ピアノブラックの使用は現代の車っぽさが良い意味で新鮮。

全体的に非常に品質が高く、シックで落ち着いた雰囲気がありますね。

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