| ターボ、スーパーチャージャーどちらがいい? |
NA世代とNB世代のマツダ・ロードスターに「ターボ」と「スーパーチャージャー」をそれぞれドッキングさせ、サーキットで遊ぶ男たちが動画を公開。
マツダ・ロードスターは2016年4月に「累計100万台」販売を達成していますが、これだけ人々に愛されるクルマも珍しく(ポルシェ911も100万台を達成したところ)、その理由は「求めやすい価格で、高いポテンシャルを持っているから」。
いたずらに高性能化や大型化して価格を上げなかったことがその人気の秘密と言えるのかもしれません。
やっぱりパワーがほしい。だって男の子だもの
ただ、逆にパワーもさほど向上していないために「世間のパワーウォーズに取り残された」感があるのも事実で、よってアフターマーケットからは「ポン付けターボ/スーパーチャージャー」も多く登場。
今回の二台もそういったチューンを施したクルマで、NAロードスターはターボ装着で230馬力へ、NBロードスターはスーパーチャージャーを使用することで220馬力へ。
そのほかのチューンだとNAロードスターはパワーステアリングとABSを取り外してピュアに走りを追求。
一方でNBロードスターはそれらを残しており「運転しやすさ」を意識するなど、それぞれに方向性の違いが見られるのが面白いところ(おそらくはスーパーチャージャーのほうがパワー特性的にも扱いやすい。NAロードスターで230馬力だとドッカンターボの可能性が大)。
なお、外観だと両方ともダウンフォース重視で大きなフロントスポイラーそしてリアウイングを装着しています。
動画ではサイドバイサイドのバトルではなく、1台づつがコースを走ってタイムを競っていますが、NAロードスターのタイムは1:21.3、NBロードスターは1:21.9とまさに「僅差」。
ちなみにターボとスーパーチャージャーは同じ「過給器」なれど似て非なるもの。
どちらがいいかは排気量やエンジン特性、トランスミッション、車体重量などが密接に関係するので「ナントモ」ですが、マツダは両者のメリットを組み合わせた「ツインターボとスーパーチャージャーを組み合わせたトリプルチャージャー」の特許も取得していますね。
それでは動画を見てみよう
こちらがバリっとチューンしたマツダ・ロードスター二台が競う動画、「Supercharged Miata VS Turbo Miata Track Battle」。
公開したのは「Speed Academy」で、なかなかのネーミングセンスですね(アイコンもカッコイイ)。