| ミドシップへと変更された「次世代」コルベットがサーキット激走中 |
最近になって急激に目撃頻度が高くなっている「次期C8世代のコルベット」。
フロントエンジンからミドシップレイアウトとなることがすでに公表されていますが、今回はニュルブルクリンクを走るプロトタイプが目撃に。
車両自体は先日もスパーフォトが公開されたものと同じカモフラージュが施されたもので、なんとなくシルエットはわかるものの、まだまだ偽装が厚い状態ですね。
新型コルベット「ZORA」は明らかにニュルブルクリンク上位に食い込みそうだ
動画を見ているとその走りはアグレッシブそのもので、縁石を踏んで果敢に攻める様子がわかります。
そして、足回りが相当に硬いこと、ロールが少ないこと、それでもしっかり4輪が接地していることも見て取ることができ、S字カーブでの軽快な身のこなしはミドシップならでは。
この新型”ミドシップ”コルベットには「ZORA(ゾラ/ゾーラ)」のペットネームが与えられることになると見られていますが、これはコルベットの開発エンジニアを務めていたゾラ・アンカス・ダントフ氏に由来。
同氏は1964年の時点ですでに「ミドシップ」コルベットの試作車を完成させており、これはもちろん「将来的に、ミドシップスーパーカーにも対抗しうるパフォーマンスを持たせるため」。
コルベットの登場は1954年で、1964年というとまだ、大排気量をミッドに搭載した初の市販車であるランボルギーニ・ミウラ(1966)も世に出ておらず、ほぼレーシングカーしか存在しなかった時代だと思われますが、まさに先見の明があったとしかいいようがありません。
同氏はコルベットのパフォーマンスを高めることのみに注力していたと言われ、C8コルベットの登場によって、ゾラ氏の夢がついに現実になる、ということに。
なお、現行世代の「フロントエンジン」コルベットのパフォーマンスもけして低いわけではなく、最近は最強モデル「ZR-1」がニュルブルクリンクを走行する姿も目撃。
すでに7分を切って「6:57」をマークしたというウワサもあるほどですが、このコルベットがミドシップ化されるとなると、そのパフォーマンスは間違いなく「世界最高峰」となりそうですね。
それでは動画を見てみよう
こちらがミドシップへと変更されたコルベット”ゾラ”がニュルブルクリンクを走行する動画、「Corvette C8 testing the Nürburgring 2020 prototype industry pool erlkönig 05.09.2018 Nordschleife」。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=13&v=PZdYpdmPk54