| ホンダS2000がマクラーレン・セナを追い抜く |
アメリカのラグナセカ・サーキットにて、ホンダS2000がマクラーレン・セナを抜くという珍事が発生。
ホンダS2000の初期モデルは2リッター250馬力、後期モデルは2.2リッター240馬力。
後期モデルのほうが出力が劣るのは「実用域での扱いやすさを重視した」ためで、言い換えれば前期型S2000はそれだけピーキーで扱いにくかった、ということになりますね。
なお、初期型S2000のエンジンは、のちにフェラーリ458イタリアが登場するまで、「自然吸気エンジンでは、排気量あたり”もっとも”高い出力を誇った」ユニットとしても知られます。
ホンダS2000の発表は1998年なので今年は20周年、そしてホンダも70周年。
S2000の生産は2009年であるため、来年は「S2000生産終了10周年」ではあるものの、おそらくS2000の後継モデルは(コンセプトカーと言えど)発表されることはなさそうですね(ホンダが公的に”S2000後継はない”と発言している)。
VTECはサーキットでこそ威力を発揮
今回サーキットを走ったグループはこんな感じ。
ホンダS2000、マクラーレン・セナのほか、マクラーレン720Sやマクラーレン570S、シボレー・コルベットの姿も(キャデラックの姿も見えますが、これもハイパワーモデルだと思われる)。
ちなみに今回走行しているセナはマイケル・フックス氏に納車された「グリーンカーボン」のセナのようですね。
納車早々ですが、1億円のクルマをいきなりサーキットへと持ち出すのは”さすが”。
そんなS2000ですが、どう考えてもその出力の2-3倍以上というスーパーカーグループでの出走。
コーナーをクリアしてマクラーレン・セナを捉え(30秒くらいのところ)・・・
ズバっと抜く!
ただ、実際はなんらかの理由でセナが減速しただけのようですが、ドライバーにとっては「たまらない」瞬間であったと思います。
そしてその後、いったんは抜いたマクラーレン・セナがドアミラーの中に登場。
今度は一気に抜かれた!
これはこれで、セナの超速ぶりを目の当たりにでき、やはり「たまらない」瞬間であったかもしれませんね。
それでは動画を見てみよう
こちらがホンダS2000がマクラーレン・セナを抜き、そして抜き返される動画、「S2000 vs McLaren SENNA at Laguna Seca」。