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【動画】ニコ・ロズベルグ、AMG本社へ。自身のAMG ONEについて内外装仕様決定の過程を公開

2018/10/30

| ボディカラーはメタリックグレーに決定 |

ニコ・ロズベルグがAMG ONE(旧プロジェクト・ワン)の仕様を決めるため、古巣のメルセデスAMGを訪問。
ニコ・ロズベルグはもはや説明不要、2016年のF1ワールドチャンピオン(メルセデスF1チームにて)。
そしてワールドチャンピオンを獲得したその直後にあっさり引退を決めた人物でもあります。

なお、この際60億円を超える額の契約金をフイにして引退したと報じられ、「お金がボクの人生を幸せにしてくれるわけではなく、それだけは言える」といってF1ドライバーの座を降り、その後は悠々自適な生活を送っている最中。

F1においては「ワールドチャンピオン」は当然頂点であり、多くのドライバーがこれを獲得したとしても「まだまだイケる」と考えてレースを続行することになりますが(もちろんチームもこれを望む)、実際にワールドチャンピオンを獲得しながらもそのキャリアに幕を引いたのは1993年のアラン・プロスト以来だとされています。

AMG ONEのアイドリングは1500回転に落とされる

それはさておき今回のニコ・ロズベルグ(音速ディカプリオ)ですが、自身の注文したAMG ONEの仕様をコンフィギュレーターで調整する様子を公開。

メルセデスAMG ONEはF1マシンと同じエンジンを搭載し、アイドリングが「5000回転」と言われていたものの、これでは環境規制を満たせないとして1200回転(それでもまだかなり高い)に抑えられることになるそうですが、それでも相当にナーバスなクルマだと思われます。

実際にメルセデスAMGも「AMG ONEを乗りこなせるドライバーがいるかどうか不安」というほどで、しかしもちろんニコ・ロズベルグであれば「F1よりは全然チョロい」と言いそうですね。

現在メルセデスAMG ONEはまだまだ開発中のようですが、最終的なスペックは「1.6リッターV6ターボ+ハイブリッド」にて1000馬力を超えると見られ、しかもEVとしての走行距離は25キロ(結構走れる)。

それでは動画を見てみよう

こちらがニコ・ロズベルグが実際のメルセデスAMG ONEの内外装、コンフィギュレーターを紹介する動画、「CUSTOMISING MY AMG PROJECT ONE!! | NICO ROSBERG | eVLOG」。
ちなみに同伴している奥さんはインテリアデザイナーであり、ニコ・ロズベルグはカラーについての意見も求めています。

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【動画】メルセデスAMG Oneの購入者は「手形」を取って自分の手に形にあわせたレーシンググローブを作ってもらえる!

F1由来のエンジンそしてハイブリッドシステムを搭載したメルセデスAMG One。
エンジンそのものは1.6リッターV6ながらもシステム合計では1000馬力以上を発生するとされています。

AMG OneはAMGの50周年記念車としての位置づけですが、F1のエンジンを搭載するということでアイドリングが5000回転くらいになってしまい、となると排ガス規制(騒音も?)をクリアできず、これを含めた様々な調整に時間を要している、とも。
なお限定台数は275台、価格は約3億円、そしてもちろん完売済み。

そして今回GT BoardがYoutubeにて公開した動画では、メルセデスAMG Oneのオーナー向けのオプションとして「レーシンググローブ」が存在することが明らかに。

内容を見てみると、まずはボックスがオーナーのもとへと送付され、そのボックスを開けるとスポンジそして説明書が入っています。

その説明書には、「ここに手形をつけて、紙に名前を書いて、ボックスごと送付する」と記載されていますが、これによってメルセデスAMGが、そのオーナーにぴったりのレーシンググローブを製作してくれるようですね。

この「レーシンググローブ」のオプション価格は不明ではあるものの、もちろん3億円という車両に見合ったものとなるはずで、動画では車両そのものの保証金も「50万ユーロ(6250万円くらい)」であることについても触れており、やはりメルセデスAMG Oneは何もかもが規格外というクルマなのは間違いなさそうですね。

なお、同時期に発売されることとなったアストンマーティン・ヴァルキリーはシートそのものが「オーダーメード」で、F1マシン同様の方法でオーナーの体型を採寸してシートが作られるといいますが(これはオプションではなく車両本体価格に含まれる模様)、こういった「そのオーナー専用」の装備は、そのクルマに対する愛着やメーカー(ブランド)に対する忠誠心を高めることになり、転売しようという気持ちを起こさせない一つの理由にもなり得ると考えられ、こういった部分はメーカー主導にて、かつメーカーの負担にてどんどん採り入れていったほうがいいのでは、と考えています。

その意味では今回のグローブは「無償」でも良さそうですし、レーシングスーツやヘルメットも、そのオーナー向けにメルセデスAMGがデザインして「プレゼント」すれば、よりオーナーが「転売しようとは思わなくなる」かもしれませんね。

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