| これは驚き。エアフィルター一つでこれだけ出力が変わる |
クルマのチューンには色々な種類がありますが、ぼくが考えるチューニングの定番その1が「エアクリーナー(エアフィルター)交換とマフラー交換」。
その次が「ローダウンとタイヤ/ホイール交換」で、実際にぼくは今までに乗ってきたクルマの多くでこれを実施しています。
ただ、その一方で、エアクリーナーやマフラーを交換しても「(自然吸気エンジンだと)性能向上についてはさほど効果がないだろう」と考えているのも事実。
だが、実際は違った
ただし今回、いつもためになる動画を公開してくれるユーチューバー、「Engneering Explained」がエアフィルターでどのくらい出力が変わるのかということを実際にシャシーダイナモを使用して検証しています。
使用するクルマはスバル・クロストレック(日本では”XV”)、そして実験するエアフィルターは「純正(汚い・・・)」と「純正(きれい)」「社外品(安価なカークエスト製)」「社外品(レースでも使用されるK&N社製)」の4つ。
汚い純正のエアフィルターでも158.25馬力
まずは「汚い」純正品でのテスト結果。
出力は158.25馬力ですね。
ちなみにXVの2リッターモデルのカタログ馬力は「145馬力」なので、北米仕様のXVのエンジンが国内仕様と同じだとすると「カタログ値以上に馬力が出ている」ということになります。※調べてみると、北米仕様のXVについては日本と同じ2リッター4気筒ボクサー(自然吸気)エンジンっぽく、しかし出力はちょっと高めの152馬力/6000回転、トルク145lb-ft/4000rpm
きれいな純正エアフィルターだと160.10馬力
そしてきれいな(新品)エアフィルターだと2馬力弱向上して160.1馬力。
汚れているかどうかでここまで出力が変わるのはちょっと驚きです。
安価な社外品だと163.32馬力
そして社外品に交換すると+3馬力ちょっとの163.32馬力。
自然吸気エンジンでここまで出力が変わるというのにびっくりですが、とにかく吸気の大事さを思い知らされますね。
高性能なK&N製だと164.42馬力
そしてさらに高価なK&N製だと1馬力アップの164.42馬力。
汚れたノーマル品から比較すると6馬力以上もアップしたことになり、「これは今すぐにでもエアフィルターを交換せねば」という感じですね。
なお、空気を吸っても「抜け」ないと効率はさほど上がらず、よってマフラーも同時交換するのがベターだと言えそう(ただしNAだとヌケ過ぎた場合は低速トルクがスカスカになるので背圧確保も必要)。
ちょっと大変だとは思いますが、Engneering Explainedにはぜひ「マフラー比較」動画も公開して欲しいところです。
それでは動画を見てみよう
こちらが思ったよりもエアフィルターによって馬力が変わることを証明した動画、「Do Performance Air Filters Actually Work?」。