思ったよりも本気でサウンドを公開してきた
トヨタが公式にて、新型スープラのエンジンサウンドを公開。
30秒の動画ではあるものの、その間結構本気でエンジンをブン回して走り回る様子をクルマの外から、そして中からも捉えています。
だいたいこういった動画は「一瞬だけ」なのですが、トヨタはかなりサービス精神が旺盛と見え、お腹いっぱいになるまでそのサウンドを披露しており、アクセルオフで「バリバリバリ」という音が出る”バブリング”を持つこともわかります。
トヨタは直6エンジン搭載にこだわった
なお、最近の報道だと、トヨタがBMWを開発パートナーに選んだのは「BMWが直6エンジンを持っていたから」。
トヨタ自身はスープラの「魂」は直6エンジンに依存すると考えているものの、残念ながらトヨタは現在直6エンジンを持たず、よって直6エンジンを持つBMWにコンタクトを取った、ということですね(魂が他社製エンジンになるということはさておいて)。
そして新型スープラは直6エンジンのほかトランスミッション、デフ等もBMW(とそのサプライヤ)製となり、しかしトヨタはこれらについて「BMW Z4に採用されるものとは異なり、スープラ用にトヨタ側にて手を入れている」と述べています。
同じような例としては「メルセデスAMGとアストンマーティン」があり、現在アストンマーティンはメルセデスAMGからV8ツインターボエンジンの供給を受けているものの、「そのサウンドが気に入らない」ために吸気の時点からアストンマーティンとしての「音」を出せるようにチューニングしている、と語っていますね(ただしエンジンや駆動系にまでは手を入れていないと思われる)。
そこでトヨタ・スープラのサウンドですが、実際に走行した際の音はこんな感じ。
トヨタは「直6エンジンよりも優れたサウンドを奏でるエンジンはない」「直6がバランス、スムーズさに最も優れる」としていますが、スムーズさに関してはエレクトリックモーターのようなスムーズさも感じさせます。
ちなみに新型スープラにおいて、室内に流れるサウンドは「フェイク」。
これはBMWがすでに採用している技術(日産、メルセデス・ベンツも使用)で、よって室内からのサウンドを収録したパートは「フェイクサウンド」だと考えて良さそう。
そして下はBMW Z4のサウンド。
新型スープラはBMW M 40iと共通のエンジンを持つことになると思われ、しかしZ4のほうが太く、そして鼓動を感じさせる音色のように感じます(スープラのほうが高めの音域)。
VIA:TOYOTA-Youtube